Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
晶山嵐が管理しているサイト。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 晶山嵐(しょうやまらん)、イーストプレス出版社から小説を発行してます。     小説の挿絵を自分で作りたくて、2013年に3Dを本格的に始め、服や髪の毛、内装など作成。 そのメイキングのために、Create3D  サイトを作成。 こちらは『天川和香』のペンネームで活動しています。     匿名での質問も受け付けています。お気軽に! 質問には『晶山嵐』の名前を入れてください。 『みんなあて』の質問はスルーします。     ★★★★★★★★★★★★★★★★★  

オイルショックなのになぜトイレットペーパーの買いだめ?を考えてみた。

 Q 
オイルショックの時にトイレットペーパーを買いためた?


イエス

母もいくつか買ったらしい。
私は全然記憶が無い。

昔から
オイルショック」なのに
なぜトイレットペーパーの買いだめなの?

とは思ってたし
よく聞いた。

今回、また同じ買いためが起こっていると聞いて
(大阪なのもあって母買いためしてない。
 食料も何も買いためしてない)
仮説を立ててみた。



1、女性は『安心したがり屋』である。

2、母の世代は「トイレットペーパーの進化過渡期」である。

3、一度贅沢を知ると、その贅沢をやめられないものである。

4、私の母は、「冷蔵庫が一杯でないと不安」症候群である。

5、母の防災グッズには大量の『携帯トイレ』がある。




独断と偏見による
この5つを組み合わせると
「オイルショックなのにトイレットペーパーの買いだめ」が起こる。


念のため、
全部、私の独断と偏見である。


1、女性は『安心したがり屋』である。

大きな変化を求めたがる女性は少ないと思う。
「安全圏を確保した後、前に進む」という確率は、男性より高い筈。


2、母の世代は「トイレットペーパーの進化過渡期」である。


以前に生理用ナプキンの進化過渡期は私の世代だったというので
アツアツに語ったことがあるけど
母の世代は「トイレットペーパー」自体が無かった世代。
(母の世代の若いころは『ナプキン』が無かった。
 もしくは入手困難であった)

私が子供の頃でも、古い旅館に行くと
四角いごわごわの紙が積み上げられてることがあった。

江戸時代以前は『紐』だったらしい。
私はこの『紐』をどう、トイレ紙代わりに使ったのか、
どう考えても納得できない。
納得できないけど、そうだったんだから仕方ない。
あんなところを紐でこするとか、拷問やん。

ナプキンと共に、トイレ紙(面倒なので以下これ)もものすごい進歩を遂げた。

四角いごわごわ
 ↓
四角い柔らかい
 ↓
なんとロールが出た!
 ↓
柔らかい紙のロールが出た!
 ↓
ミシン目が入った!
 ↓
チョー柔らかくなった!
 ↓
二枚重ねになった!
 ↓
水に溶けるようになった!
 ↓
色柄入りが出た!
 ↓
香りがつくようになった!
 ↓
香りが無くなった(笑)


四角いごわごわ紙の前は新聞なのかな? わかんない。

こんだけ進化してるトイレ紙
今さら、昔のトイレ紙使えって言われたら
股間ザクザクになっちゃう
よ……(T-T)

『水に溶けるようになった!』

ってのは全国的にはどうか知らないけど
うちではそうでした。

なんか母が、すんんんんんんんごい、柔らかい
二枚重ねロール買って来て
もう、シルクの肌触りよ!
なぜかトイレに行くたびに、
ぐるぐる手に巻いて部屋に持って帰って頬ずりしたぐらい(笑)
気持ち良かった。

で一年ほどしてそれが以前の
ちょっとごわごわの一枚重ねに戻った。
なぜかと訪ねたら
「うち浄化槽やん? あの紙、溶けへんから
 使わんといてくれ、って言われてん……」


今は下水道になってるけど、以前は浄化槽だったため
中で分解しないと困るらしい。

下水道になった瞬間
またなんかやたら柔らかい紙に変わってた。

トイレ紙の進化は凄い。



3、一度贅沢を知ると、その贅沢をやめられないものである。


やわらかい二枚重ねが
ごわごわ一枚に戻ったときのあの落胆さったら……

バブルの頃は海外旅行年三度行けてたのに
今は二年に一度しか行けない
そんな感じ。

命には関わらないけど、ちょっと不愉快。



4、私の母は、「冷蔵庫が一杯でないと不安」症候群である。


これは私の母限定かもしれないけど。

うちの冷蔵庫、大きいんです。
阪神大震災のあと実家に戻ったら
あの時に買い換えしたらしい
180センチの高さの冷蔵庫。

私いないから父と二人なのに?
今でも三人だけど、不必要にでかい。

生協してるから仕方ないのかもしれないけど。

そのでかい冷蔵庫が
常に食料で埋まってる


絶対食べきれてない。

どんだけ廃棄食料が出てるのかわかんない。
納豆なら平気で半年前のが出てくる。
(かび生えてなきゃ大丈夫!)
もずくは腐って凄かったことがあった。

うちの母、料理が美味いです。
そんでもって、作ってくれる量が並じゃない。
なのに残すと
「ちょっと残すのは猫分けって言って一番いやがられるんやで」
とぶつぶつ言うので残せない。

父と二人、いつも満腹というか
120%胃に詰め込んで食後はうーうー唸ってた。



最近、私が実家に返ってから、
「食べ物を買いすぎない!
 食事の量を減らして!」


と言い続けて三年。
やっと食事の量が減ってきた。

「あんだけ買ってたら、食べきれんで捨ててるやろ?」
と何度も聞いたけど
「捨ててない!」と言い張る。

絶対捨ててると思うんだ。
あの量、うちら三人のおなかに入ってないと思うんだ。





冷蔵庫に苺が鎮座しているのを
私は三日前から知っている。

いつ食べるんだろう。
いつ出してくれるんだろう。
と思いながら忘れてて
「これ、腐るから食べて!」
と出してくれたのは
私が苺を認知した一週間後だった。

ぶよぶよでおいしくなかった。

「食べ物は、おいしいうちに出してください」
と何度も頼んだ。

「腐るから食べて!」
と何度言われたか。

私、ごみ箱じゃ無いんです。




滋賀に一週間行くって前日の夜
マスクメロンが丸ごと冷蔵庫にあるのを見た。
夕御飯に出るのかと思ってたら、出なかった。
翌日、出発前の昼御飯に出た。

「メロンっ!腐るから食べて!」
一個丸ごとを四等分して三人で食べた。

「これ、今日のお昼に食べるために買ってきたんじゃないよね?」
母無言。

「安かったら買ってくる」人なので
メニューに使わない材料でも買ってくる。
そして冷蔵庫にたまる。
恐ろしい……




とある日。
「前、そうめんカボチャに凝ってたけど
 最近全然出ないよね」

「買っててんけど、去年何度か腐らせてもうて
 あれから買ってない」

「捨てたんや? しかも何度か?
 何も捨ててないって言ってたよね? なんで嘘つくん?」

無言になる母。あっち向く母。
何度聞いても応えない母。


母よ……


私がよっぽどウザかったのか
それから、母は買う量をセーブしてくれ
出す量も減らしてくれた。

以前は四人前を三等分してだしてくれてたらしい。
今は二人前を三等分してくれている。

これで十分なんだって!
ただでさえ品数多いのに
本当に、食べきれんかったんやから。


あのあと、冷蔵庫に空白が見えるようになったけど
二年経ったらまた満杯になってきた。

黒糖バナナ黒酢とか
豆乳で作るカスピ海ヨーグルトとか
お手製ジャムとか
私がチーズ好きだから、大量に買い置きしてるとか。


いろいろしてるから一杯になるのはわかるんだけど……

とにかく、冷蔵庫は見るたびに一杯じゃないと
気が済まないらしい。

「隙間があると不安やねん」と母の口から聞いたことがある。


昔、母の親戚に、戦時国債で損した人がいるらしく
その額なら国債買えば、と言うのに
普通預金で持ってる。(なぜ定期にすらしない?)


うちは共働きで、両親とも会社宿泊があるために
夕御飯を三人で囲むことが三日に一度しかなかった。
小学校までは、二人で会社に申し合わせて
宿泊が重ならないようにしてくれたけど
中学からは二人の宿泊が重なることもあって
私一人で夕食を食べることが毎月一度か二度あった。

私は産まれたときからそうだから
鍵っ子なのに何も違和感は無いんだけど
母がもう申し訳ながって逆に鬱陶しかった程。

学校から帰って来た私に「おかえりなさい」を
言えないのが辛いようだった。

親戚と集まったときに親戚から
「らんちゃんはご両親共働きで寂しいねぇ。
 かわいそうにねぇ」と必ず言われた。

何を可哀相がられているのか
私はまったくわからなかった。
今思えばあれを母が聞いていたら
辛かったのだろうなと思う。

他人を勝手にかわいそうがるな。

その反動で
母は食事に凝ってたんじゃないかと思う。

「おかえりなさい」が言えないから
せめて、母親としてできること。
おいしいご飯をおなか一杯食べさせてあげること!
そう思ったんだと思う。

難しい料理ではないけど
とにかく品数が多い。

昔だと、夕食に
味噌汁、ご飯、サラダ、漬け物がデフォで
それプラス

鳥のモモ肉(一人に一足)
 か
魚(一人一尾)
(とにかくメイン。たまにメインが二つ三つあることがある)

プラス

煮物と……なんだろう
常に5、6品出てた。

勿論、母は仕事から帰って来たら
殆どずっと台所にいる。

お昼ご飯の用意の前から夕御飯の用意をして
お昼ご飯を片づけながら夕御飯の用意をして
家の仕事をしながら夕御飯の用意をして
寝る前に翌日の夕御飯の用意をして……

私はこの母を見て育ったため
「私はこんな母親になれない。結婚無理!」
とまじめに思った。
今でも思ってる。

ダンナさんに不味いご飯を食べさせるぐらいなら
結婚しない方がいいやん。
ご飯が不味いのは家族かわいそう。
「嫁の飯が不味い!」ってサイト見て
本当にそう思った。


話が逸れましたね。

なんの話しだっけ。
そうそう、
オイルショックの時にトイレ紙買い占め。

「冷蔵庫一杯」が主眼なんじゃなく
「こうじゃなきゃいけない!」という「思い込み」。



5、母の防災グッズには大量の『携帯トイレ』がある。


防災グッズ、って言うと
母が真っ先に口にするのが
「トイレをどうしよう」

トイレなんて、ごみ袋二三枚重ねてして
密閉できるプラスチックのフタで閉じたらええやん。
それよか大人用オムツの方がいいかもよ。
余震心配しながら野グソするの怖いやん。
オムツの中に出ないってのは慣れだけど
余震の恐怖の中お尻出すのは慣れないと思う。

と私は思う訳です。

基本的に私も母も
「捨てるものにお金はかけない」主義。
(私はトイレ紙とかも安物でいい。最近は安くても硬くない)

でも、トイレだけは食い違う。

そんなに母はトイレが近い訳でも無いのに
トイレの心配が尽きない。

−−−−−−−−−

これらの話を私の一生でずっと聞いてきて
ふと昨日思った私の結論。


Q なんでオイルショックなのにトイレ紙なの?

これは
「石油が無くなったらトイレ紙がなくなる」
と思ったわけではなく

「石油がなくなったら、すべてのものが高騰する。
 →買えなくなる」

今買えなくて困るもの。
水、食料……

トイレットペーパー!


となって
トイレ紙の買い占めが起こったのではないかと
思いました。


多分、当時は買い物は全部女の人がしてたと思う。
しかも母の世代。

昔はトイレ紙すら無かった世代。
柔らかいトイレ紙に狂喜乱舞したであろう世代。

「安心」を常に求める女心は
局部を硬い紙で拭わなければならないかもしれない

という不安感には勝てなかった。


それが理由ではないかと思う。

今回の買い占めで若い人が買っているのは
昔の
「買い占めと言えばトイレ紙」だというのを
知っているか、母親から言われて
身に沁みているのだと思う。

あとは、昔も今も集団心理。

実際、数人が買い占め始めたら、
その波に遅れた段階で「買えなくなる」んだから
焦るのは仕方ない。

「明日も同じだけ棚に並ぶよ」
って笑える人はいいけど
「明日並ばなかったらどうするの?」
って不安になる人は確実にいるし
それは仕方ないことだと思う。



うちは今、ウォッシュレットがついた。
なぜか父が推進して
私になんの相談も無く決めてきた。
だからいくらなのか私も母も知らない。

以前は「ブーッ!」と無粋で耳障りで不愉快に鳴っていた呼び鈴を
「りんろん(高温) りんろん(低音) りんろん(高音)♪」と
なごやかな美しい音にしたのも父。
(しかも、自分で工事して付け替えた)

「どうしたん? この音に堪えられんようなったん?」
「うん、堪えられんようなってん」

前から父も耳障りだったらしい。

今変えるならもっと昔に変えてくれたら
この何十年かを快適に過ごせたのに。



ウォッシュレットの無い店には二度と行かないし
トイレが汚い店にも二度と行かない。
トイレがけっこういつでも気になっている女性は多いと思う。

なんせ、トイレで過ごす時間が男性の数倍。
多分、一生男性にはわからないんだろうな、この気持ちは。

今さら
股間を硬い紙でごしごしすることなんて
想像できない、したくない。

痛いしあとでかゆかったりするんだよ。
あの不快感ったら
傍にいるダンナの頭をはたき倒したいぐらい(笑)


それが、
オイルショックなのにトイレ紙の買い占め
に出たのだと思う。


食べ物は不味くてもまだいいけど
トイレ紙が硬いのは絶対イヤ。



オイルショックなのにトイレ紙の買い占め


そんな微妙な女心
ではないかなぁ



私の母を見て思った。


作成日: 2011年3月16日(水) 03時50分
category: なんなん? | by:晶山嵐 Ran Syouyamacomments(0)trackbacks(0) | -|
0

    ..
    ↓3D関係は↓
    ↓こちらに引っ越しました。↓

    3DCG制作作業日記
    -天川和香-WakaAmakawa

    今後、こちらに3D関係の記事は上がりません。

    今後、3Dの記事はこちらから削除していきます。

    ●小説のプロットに何のソフトを使うか。

    ●小説を書くために



    昨日よりちょっとラッキーな今日♪
    English Version
    Automatic translation.

    アマゾンタイムセール

    多更新カテゴリ
    小説を書くために
    ポジティブシンキング
    日記


    スマートフォンでも読める晶山嵐の本(BL)
    晶山嵐(晶山嵐子)の著書
    晶山嵐(晶山嵐子)の著書
    晶山嵐(晶山嵐子)の著書
    最新記事
    カテゴリー
    過去記事
    ブログオーナーの正体
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM
    人気ページランキング
    ブログパーツ アクセスランキング