まず、ル・アと、ガリ・アが先にありました。
ル・アとガリ・アは最初親子ではありませんでした。
(ガリ・アは最初ガイ・ア、という名前でした)
ともに『強さ』を競う部族として対立した族長。
若い族長で洒落者のル・アに、年の功の強引なガリ・アがいろんなことをねじ込んで……
おおっ!
なんかいい感じのキャラになった♪
じゃあその『強さ』ってなんなの?
そりゃ部族間で強さを競うことなんて珍しくないけど、なんかパンチが欲しいやん?
これは現実じゃなく、『お話』なんだから。
パンチ。
ふと、長年思っていたことがそこで頭をもたげました。
私自身が女なのと、私がすんごいマゾではないので、女の人をいじめる人、っていやなんです。
女の人を平気で殴る人とか、嫌いなんです。
でも、世の中、女性がこんなに大事にされ始めたのは最近で、昔は女性は美人でなければ牛馬のように、美人であれば商品のように扱われていました。
女性の『人格』なんて、誰も尊重していなかったんです。
女性に限らず『人権』なんて考えができたのはつい最近です。
民主主義なんて、本当に最近のものなんです。
民主⇒民が主(人民が世界の主役。王は国民のために在る)
以前はほとんど『君主制』だったんですよね。
君主⇒君が主(王様が世界の主役。民は牛馬)
民主主義なんて、人類の歴史数万年の中で、たかが200年ぐらいのもの。
私はとくに、独裁が可能だった君主制の時代を描くのが好きです♪
人々に自由が制限されていた時代に、自由に生きていた人たち、を描くのが好きです。
まず、治安が良くない。
だから気軽に旅行に行けない。引越しなんてもっての外。
つまりは、生まれたときから死ぬときまで、代々その地に住み続ける。
領主が悪徳でも逃げることが難しい。
余所からの旅人は、自分の知らないことを教えてくれるから本当に嬉しい。だから歓迎する。
そんな状況。
もっともっと大昔は、卑弥呼が部族のトップだったように、女性上位だった時代があった、と言われています。
が、現実には、尚も男尊女卑は酷いです。
アフリカの一部の部族では、今でも女性器に細工をして、女性に苦痛を与えることが当然という風習があるそうです。
中国の纏足(てんそく)なども有名ですよね。
なぜ女性がそんな風に扱われるのでしょう?
数が多いから。
暴論ですが、一因の筈です。
農村などでは特に、男は戦争にとられ、女性が残ります。
男性に対して、女性の数が多くなります。
女性がこき使われることになるわけです。
なので、女性が少なかったらどうだろう、と思いました。
女性が少なかったら、どうやってでも女性を大事にするだろう。
単純ですが、そう思ったんです。
でも、男に知能が無かったら、輪姦になって女性はすぐに死んでしまうだろうな……
なら、男に秩序がなければいけない。
秩序があって、他を抑えるだけの統率力がある男がいなければいけない。
ル・アやガリ・アをその長にしたらどうだ。
女性の取り合いで戦争を繰り返す。
理由は間違ってはいない。
ル・アやガリ・アの部族『キラ』の誕生です。
極端に女性が生まれにくくなった部族。
男系になってしまったんですね。
ついでにこのとき、『キラ』が空から降りてきた『英雄』で、その子孫が山に散って部族を作った。
⇒『キラ・シ(キラの長男)』とかって部族名にしよう!
女性が少なくて、子供ができにくい。
ならば、『夫』の選別は苛烈なことになります。
何で選ぶか?
顔の綺麗さ? 見た目を飾るうまさ?
いえいえ。
『強さ』でしょう。
『強さ』がネックになるには農耕民族ではだめです。
狩猟民族でないと駄目です。
そして、豊富に獣がいたり、温暖な地域ではありがたみが失せます。
山岳地帯の、険しい山肌に村があったら良い。
キラ・シはそうして山の上に村があることになりました。
ついでに、ル・アをガリ・アの息子にしてみました。
なんか、すんごい強い部族になりそうな予感にわたくしキラキラ♪
男は200人いるのに女性は10人。
まわりの部族もにたような比率です。
なので、山の上では女性の奪い合いで常に戦争があります。『平和』なんて山にはありません。
宣戦布告無しにいきなり襲ってきます。
気を抜いた部族の負けです。常に歩哨を立て、四六時中辺りを警戒しています。
女性を全部盗られたら、当然その部族は終わりです。
必死です。
そこで、キラ・シは強かったから最強になりました。
でも、最強でも女性は10人しかいません。
そんな状況で、女性を手に入れられるのは、当然、強い人10人。
みんな必死で強さを鍛練します。
キラ・シは強くなります。
強い人しか子孫を残せないのでみんな必死です。
超強い男達の集団ができあがりました。わたくしホクホク♪
ついでに、女性は少ないし、山の気候は厳しいので、女の人はあったかいところに匿われてます。男は普段、女性に会えません。
なら、どうする!
男同士だろう!(笑)
子供は強制的にお稚児サン!
ふふふふ。これでBL魂炸裂だぜぇっ!
好き勝手しほうだい!
強さが基準なんだから、大体は年功序列。
子供でも強ければ大人に逆らえるけど、大体は無理。
逃げなきゃ手込め。
逃げたら村八分。
子供たちヒサーン。
うーむ。
女性を大事に、と思って作ってみたら、子供虐待になってしまった……
しかも、女性の人格はまる無視。
すでに女性を大事、って話でも無くなってきた。
(キラ・シは女性を大事にしている『つもり』。でも文明社会からみたら監禁以外の何者でも無い状態)
いやいやいや。
ル・アとガリ・アが主軸なんだから、まぁ、そこは目をつぶろうや。
そういう社会もあるだろう。
とにかく暇があったら男達は鍛練しているので、あまり『祭り』とか興味無い部族です。
自然災害があっても、『神がいらついているから離れていよう』ぐらいで、それを静めようとも思わない人たち。元が狩猟民族なので、災害が起こった場所を移動すれば良いだけなのであまり気にしてません。
彼らにとっては『神』は敬いはしますが、『拝む』ものではなく、『触らぬ』ものなのです。何で怒るか分からない神様だから、とにかく敬え、その領域に入ったらお伺いをたてろ、というレベル。
キラ・シは神に良く祈りますが、それは『武運を助けてもらう』のではなく、『自分が血を流すことを先にことわる』ものであって、神の助力とか最初からあてにしてません。彼らの『神』は『助けてくれる』『授けてくれる』神ではなく、『奪う神』だからです。
土地を、家族を、自分の命を『奪われないため』に神に祈るのです。『ここにいることを赦して下さい』と。
女性がいない上に、男達はみんな鍛練に必死なので、服飾とかの『文化』は発達しません。(つか、させませんでした)
キラの部族の愉しみは、『夜』しかないのです。
が、『毎晩』楽しいので、別に祭りとか必要としません。
キラ・シの長髪は、『耳を守る』ため、に伸ばしました。
髪があるだけで、耳が斬り落とされる確率が減るそうなので。
女性は順繰りに強い男のものになるので、どれだけ強い男でも独占できません。なので、愛は男に囁きます。
来世を誓うのも男同士です。
「オールビボワールルーミアアーントアリ……
ルエルエルミーアサリサリアリ……」
『死んでもあなたが大好きです。
来世も来々々世もあなたとともに』
(商業誌の冴月でも載せたキラ・シ語↑↓訳)
『子供の癖に、いっぱしに、来世も共にと言いはしゃぐ。元服してない子供の癖に、友をつかまえ練習なのか。
かわいい子供も元服終わり、それでも彼は言い募る。出かける前に友に会う。死んでもあなたが大好きです。来世も来々々世もあなたと共に。「来」が一つ多いよと、友は笑って送り出す。
いつまで待てば、いいものか、おっちょこちょいの彼を待つ。三度待ってようやく会えた。二度と間違えるなと彼を打つ。そして次もそのまた次も。共に互いの枯れはてるまで』
とにかく、強さを競い、女性を競い、子を無し、男を愛し、走り続ける部族。
かっこいい♪
おお! なんかこの部族が平和な部族と戦争したら簡単に勝ちそう!
と、
『平原』に大きな国を作ってみました。
羅季の国々です。
戦争する理由は?
女性が少ないから。女性を求めて山を下りた。
うむうむ。
で、とりあえず、平原の国々を適当に設定してみました。
長い歴史を持つ皇帝が、ひょっと降りてきた山の蛮族に征服されるっていいじゃんいいじゃん♪
でも、大体、皇帝って大陸の真中に居を構えてんのに、そんな真中まで一気に蛮族が入ったら大変なことになるよな……端っこに来てくれないかな……
内乱があって端っこに逃げてきたことにしよう!
じゃあ、歴史長いけど、斜陽の皇帝ってことで。
とりあえず、皇帝の名前は星大皇帝。
星大皇帝は内乱で追われて大陸の西っかわにおいやられてほぼ幽閉されてます。
そこにキラ・シが降りてきて、突然皇帝を匿ってしまいました。
んー、無理があるぞう。
なんで皇帝殺さんかってん?
男には興味ないやろ。
・ここで一本話ができました。
ガリ・アと沙射のなれそめです。
星大皇帝は天来(てんらい。空から降りてきた だから適当に『星』をつけてたんです)人の子孫ってことで、金髪碧眼!美人美人!
ってことは、平原とか他の国の人たちは黒髪黒目だね。
うーん、そんな美人に『星大』って名前は無粋な気がする。
もっと『画数の多い名前』(笑)
たしか、『星』とか『暦』とか調べてたら『曜』が出てきたんですよね。
「ヨウ……ヨウ……ここはラリルレロをつけて……ヨウレイ! レイ……は気高いものってことで嶺。曜嶺皇帝。画数多い上に耽美っぽくて(ワタシ的には)いいじゃんいいじゃん♪(常に自画自賛な私)」
沙射さんは、『曜嶺皇家は弓の名手』ってことで『射』の字のつく名前。それに香木で、白い大きな綺麗な花が咲く『沙羅樹』の『沙』で沙射。
沙羅樹は、ナール・サスが良くつけている香です。あまったるい香りの花。
史留暉がこの花のアレルギーを持っていてよくくしゃみをします(笑)
(なんとなく、あの美人なのに無表情の史留暉が、くしゃみしたらかわいいよな、と思って花粉症にしてみました。
沙羅樹はそうそうそこらへんにある花ではないので、自分がアレルギーを持っているとは史留暉は気付いてません。賀旨やマリサスには、育たない木の花です)
こーんな感じで赤狼の世界は出来上がっていきました。
なので、ル・アはフェミニストなんです。実は。(笑)
実は、って、そんな性格が分かるほどまだ全然書けてませんけど。
女性の暗殺者を仕立てられて、女性に手を上げられないから、って、うっかりと殺されるといいよ(笑)
でも女性にはすんごい手が早いル・ア。
男にも早いですけど。
だって子供作んないとっ! キラ・シ滅びちゃうし!
綺麗な奴は確保しとかないと! 盗られちゃうし!
実はガリ・アもそうなので、ル・アは自分の恋人を何度もガリ・アに盗られてます。(ガリ・ア大人げない。綺麗な男の前では親子なんて関係ないのです)
なので、史留暉のいる賀旨に来たときに、「シルキは俺のもんだぞーっ!」と宣言して回っていたのでした。
でー……
なーんで、『ル・ア』が書けないのかなー……と。
ル・アとガリ・アってまんま脇役だよー。
この二人を書きたくてこの話作ったのになー
不思議ですが
まだまだしばらく出る様子は無いです。
ちなみに、
商業誌の『赤狼に喰らわれし冴月の如く』のタイトルは
最初は『冴月の如く』だけでした。
その時すでに、ナール・サスが『凍湖』、ジャラードが『砂鬼』、京守が『黒蝶』、そして史留暉は『冴月』ってのがあったんですよね。(ジャラードは『蠍』になりましたが)
編集サンが「それじゃインパクトが弱いので、『赤狼に喰われし冴月の如く』とかにしませんか?
と。
赤狼?
夕羅のことっ?
すげーっ!
なにそれカッコイイ!
編集さんサスガッ!
夕羅が赤い狼だってーっ! ぴったしーっ!
ということで『喰らわれし』を入れて
『赤狼に喰らわれし冴月の如く』となったのでした。
で、同人でも『赤狼』を使っていいですか、と聞いて了承を得ましたので、『赤狼』シリーズとあいなりました。
でこの間
私「『赤狼』ってどう読みますかね? しゃくろう? せきろう?」
編集サン「ああ……どうでしょう……(笑)」
え? 字だけっ! 読み仮名無し?
ということで、私が勝手に『せきろう』とフリガナを振りました。
『史留暉』は最初、なんかもっと難しい字だったんですよ。
でもちさろうとやりとりしてる間に
「パッと読める字じゃないと辛いよ」
と言うことで、とにかく最初の一字だけでも直ぐに『シ』と読める字を当てました。
意味としては
史 歴史を
留 重んじて(心に留めて)
暉 導く。(指揮する)
って感じです。多分。そうだったはず。
あ、メモが残ってました。
−−−−
シルキの漢字
【士】
−常用漢字
[画数]3画
[区点]2746[JIS]3B4E[シフトJIS]8E6D
[音訓]シ・ジ・さむらい
[名乗り]あき・あきら・お・おさむ・こと・さち・ただ・つかさ・と・のり・ひと・まもる
【支】
−常用漢字
[画数]4画
[区点]2757[JIS]3B59[シフトJIS]8E78
[音訓]シ・ささえる・つかえる・つかえ・かう
[名乗り]えだ・なか・もろ・ゆた
【示】
−常用漢字
[画数]5画
[区点]2808[JIS]3C28[シフトJIS]8EA6
[音訓]ジ・シ・しめす・しめし
[名乗り]しめ・しめす・とき・み
【祀】
[画数]8画
[区点]6711[JIS]632B[シフトJIS]E24A
[音訓]シ・ジ・まつる・まつり
【翅】
[画数]10画
[区点]7034[JIS]6642[シフトJIS]E3C0
[音訓]シ・つばさ・はね
【紫】
−常用漢字
[画数]12画
[区点]2771[JIS]3B67[シフトJIS]8E87
[音訓]シ・むらさき
[名乗り]むら・むらさき
【畄】
[画数]8画
[区点]6523[JIS]6137[シフトJIS]E156
[異体字]留
[音訓]リュウ・ル・とどまる・とどめる・とめる・とまる
【留】
−常用漢字
[画数]10画
[区点]4617[JIS]4E31[シフトJIS]97AF
[異体字]畄
[音訓]リュウ・ル・とどまる・とどめる・とめる・とまる
[名乗り]たね・と・とめ・ひさ
翅留暉
空を駆けながら留まりて国を照らすもの
磨牙鬼(史留暉のお兄さん)
牙を磨きながら鬼となりて国を守るもの
北東の国では『鬼』は強いもの
白鬼=吹雪
ラキでは『鬼』は忌まわしい、つまらない、この世の者ではない、という意味。
雪国では、中原からの軍勢を雪が追い返したことが何度かあり、雪は国を守るもの、としての認識がある。
【鬼】
−常用漢字
[画数]10画
[区点]2120[JIS]3534[シフトJIS]8B53
[音訓]キ・おに
[名乗り]おに
【暉】
−人名漢字
[画数]13画
[区点]5886[JIS]5A76[シフトJIS]9DF4
[音訓]キ・かがやく
[名乗り]あき・あきら・てらす・てる
【磨】
−常用漢字
[画数]16画
[区点]4365[JIS]4B61[シフトJIS]9681
[音訓]マ・とぐ・みがく・する・すれる
[名乗り]おさむ・きよ・みがく
−−−−−−−−
史留暉は最初は『翅留暉』だったんですね。
この『翅』の字が『シ』とは読めないだろう、ということで
『史留暉』に変えたんでした。
史 歴史を
留 重んじて(心に留めて)
暉 国を照らす。
でした。(笑)
んでもって、キラ・シ語では『シル』⇒『雷鳥』(のように色の変わる鳥)なので、ル・アがシルシル、と史留暉を呼んだわけです。
ガリ・ア (ガリ=雷)
長男 グア・ア(グア=熊)
次男 シル・ア(シル=雷鳥)
三男 ル・ア
ル・アたちの母親は『ル・マ』
実は『ル・アは女名前』だったりします。
なので自分の名前があまり好きでは無いのです。
大好きなパパンがつけてくれた名前なので嫌いはしませんが、「なんで女の名前……って」感じ。
現代で言うと、男の子が『愛ちゃん』ってつけられたような名前です。イヤー!(笑)
こういう、『言葉』を作るのが楽しい♪
異国語万歳!
愛し合っているのに『言葉が通じない』とか、受と攻の間で、『同じ音なのに意味が違う』ことを言ってすれ違う、とか。
色っぽいでしょ♪
と私は思うわけです。
あと『名付け』とかね。
沙射の命名はガリ・アです。
当然、ル・アの命名もガリ・アです。
夕羅の名前も
キラ・シ語では『次』は『セ』
『キラ』はキラの部族全員の英雄。神みたいな人です。
なので、『キラセ』なら、
『英雄キラの次に俺』⇒キラの跡継ぎは俺
ぐらいの名前なんですが
『セキラ』と来ると『俺の次にキラ』なので
『英雄キラより俺が上』という僣称になります。
なので、夕羅の名前自体にキラ・シの男達は怒るわけです。
夕羅の名前の漢字の由来については『赤狼に鍛えられし銅の如く』に書いてます。
中国の漢字の意味では考えてません。
大体、名前は『音』が先にあるので、それに漢字を当てます。
沙射のように、漢字が先にあるのは珍しいです。
ナール・サスの『赤狼に溶かされし凍湖の如く』でも書きましたが、
キラ・シ語は『人称代名詞』(俺、お前)を滅多に使わないモノ、としました。
わざわざ『俺が』『お前が』というのはとても重要なときです。
なので夕羅やガリ・アの言葉は語順がおかしいです。
はい、商業誌の『冴月』の時も、何度も編集サンに突っ込まれました。
編「これおかしいです」
私「外国語をたどたどしく喋っているのでおかしくていいんです」
編「これ意味が通じ難いです」
私「外国語を間違って覚えてるんです」
かなーり、直されてました。ので、また直して返しました。(そんな……柔らかい言葉に修正されたらガリ・アの性格が変わってしまうーっ!)
ガリ・アの台詞はほとんど修正が入ってました……(笑)
ガリ・アってマジで羅季語が『できるだけ』で、上手くない人なので、変な言葉なんですよ。
ガリ・ア「意味が違う? じゃあ、これが新しい羅季語だ。お前たちが直せ」
ってそんぐらい尊大な人なので、無茶苦茶です。
つか、キラ・シ語でも、キラ・シの部族に言葉が通じなかったりするほどの人です。
ずっと山にいた部族を、命を賭けて山を降りさせるぐらい『破天荒』で『革新的』な人なので、ガリ・アが考えていることは他の男達には分からず、ガリ・アも細かく説明しようなんてさらっさら思ってない。だから傍若無人に見えるし、実際そうだし、無茶な人です。
というのを編集サンに説明するのが大変でした。
ガリ・ア「ならば生き残れ」始まる戦闘!
意訳⇒(俺が間違っている? ならばお前が俺を殺せ。俺もお前を殺す。生き残った方が正しい)
それが正論の部族。
生き残った方が正しい。
強くなければ発言権が無い。
だからみんな強くなる。
日本語の乱れが気になるんですよね、編集サンは。
ガリ・アとかル・アとか史留暉の台詞は、わざと乱して書いてるから気になって仕方ないんですよね。(史留暉もかよ!)
史留暉も、言葉の通じにくい人です。
ジャラードは言葉が通じない人。
侍衣牙は言葉に振り回される人。
ラキシタは言葉を無視する人。
京守は言葉を守る人。
ナール・サスは言葉を操る人。
夕羅は勝手に言葉を作る人。
色々ですね。
その『色々』の部分を書いて行きたいと思ってます。
赤狼シリーズ、まだまだ山ほどあります。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。