久しぶりにオリジナルブログのアクセス解析を見てみました。(過去三カ月しか残っていないということを忘れていた)
どうやら
↓『動物姦』と検索してうちに来たかたがいらっしゃるご様子。
これより前はわからないですが、なぜ『動物姦』?
そんな本『まだ』出してないし、カテゴリも作ってなかったよね?
とか思って、Yahooで検索してみました。
『動物姦』をYahooで検索してみた結果……
ありました……かなり上の方に……
なんじゃこりゃーっ(古)
覚えが無い……なんだこれ、なんのページ?
とクリックしてみたら……
あー……そう言えば書いたなそんなこと……
マァ、実際ワープロの中にはあります、その『動物姦』小説。たぶん、順番で行くと、来年の夏までには出るかな……
今んとこ、ドーベルマン相手ですが(危険な系譜2で別荘に出てきたドーベルマンです。竜二さんの手駒は漏れなくそういう調教されてます(笑))、発行までかなり時間があるので発酵したうえに熟成して、しかも腐乱したりなんかすると、もっとどぎつくなるかも。
そしてまた、この記事も『動物姦』でひっかかると……
つかね……たぶんこれ『男性向け』だろうって検索語句でかなり来て下さっているように見受けられます。
ええ、ええ……『商業誌 スカトロ』でも随分上の方にいましたよ……(泣)
そして一度だけ検索されたらしい『陣内智史』
たぶん、『陣内智史』さんがご自分の名前を検索なさったんだろうなぁ……
こんなサイトがみっかってごめんなさい……
一応、商業誌を出してからは、キャラの名前は検索掛けて、派手な有名人がいないことを確認して書いてるんですが(その前はそういうことに気づかなかったので適当に名前をつけていた)『陣内智史』は検索を掛けた覚えがない……
というか、商業誌は派手な有名人だと編集さんが声をかけてくれるので、同人の名前しか検索してなかった模様。
私ね、キャラの名前って、かなり適当につけてるんですよ。
なんで、女性キャラは『あ』で始まる名前がやたら多い……
赤狼シリーズみたいに名前が先に来るものもたまにありますが、他は適当。
小説書くときは適当にしていて、版下にするときに全文置き換えしたり、することもあります。(そしてたまに名前が違っていたりする……)
赤狼の『曜嶺皇家』も最初は『星大皇家』だったんですよね。何がきっかけで変えたのか忘れましたが。夕羅もさいしょは『せきあ』という読みでした(漢字は無かった)。ガリ・ア黒帝も『ガイ・ア』でした。
キラ・シ語の単語帳を作っていたときに、黒帝軍の幟は『黒に雷』。雷なのは、黒帝の名前がキラ・シ語で『雷』という意味だから……と、設定を書いていて……
雷が『ガイ』ってなんか編……
ガ行で雷なら『ガリガリガリガリガリッ!』ってかんじだろう。
となると、ガイ・アじゃなく、ガリ・ア……と、パパンの名前は変更になりました。
夕羅は『セキア』だったんですが、漢字をつけようとしたときに、『あ』で迫力のある漢字がなかったので、「じゃあここは、夕日に迫る鬼、ってことで、羅刹の羅だ!」と名前がセキラに変わりました。
こんなふうに、すんごいアバウト。
沙射皇帝とかは、曜嶺皇家は代々弓の名手という裏設定を考えていたもので、『射』の字がつきました。
『沙』の字については、そのうち本にします。これもろくでも無い理由ですけど(笑)
ナール・サスとかは本当、自然に最初からこの名前だった……かな?
史留暉も最初から音だけは『シルキ』だったような気がします。
ラキシタとか、突然出てきた人なので、それこそ2秒で決まった名前。意味は後付け。
侍衣牙、威衣牙は、ジーガ、イーガ、でした。
大陸の設定をする前に話ができていたので、どの国に漢字があるとか漢字が無い(小説中では羅季字)とか考えていなかったのでカタカナでした。
え? 長音だよこのこたちっ! どんな漢字当てるのっ! と慌てた結果がこれです。
漢字を思いついたのは、京守が侍衣牙に向けて言った嫌味が先にあったからです。
(熊の威を借りる犬、狐の皮をかぶって待つ猫……だったかな by赤狼鋼)
賀旨では『七』という数字がめでたいことにしておきました。(笑)←超後付け。しかも小説内に出ていない。
ファンタジーを書く上で、一番楽しい舞台設定。まだまだ赤狼の舞台は出来上がってはいません。書く度に増えていきます。
参考資料としては、ナガシュは当然エジプトがモデル。マリサスはノルウェーとか北欧の山の上の物産をモデルにお菓子とかお酒とかを作りました。
『蒸留酒』が発明されたのもここ300年ぐらいなので、中国の春秋時代に蒸留酒は無いです。古代国は羅季より二千年早いので、蒸留酒の技術があります。(近代王国を作ったのはここ二千年ぐらいなので、マリサスも歴史は二千年と言っているが、文化的にはあと千年古い)
ナール・サスがキラ・シ語の辞書を作っていますが、私も作っています(笑)小説では出ませんけど、作ってます。
羅季語は漢字と同じ表意文字。
キラ・シ語はセキラが作った表音文字(英語みたいな単純なアルファベットのみ)です。
ナガシュは楔形文字、マリサスはロシアのアルファベット。ヘレムはサンスクリット文字ですね。そんな感じ。
京守の故郷である鎮季は、日本の中の京都、って感じで、羅季語でもちょっと違う。
私の親の田舎がちょっと特殊で、というか……特殊なのかな。
普通、何もないところに家を建てるなら平地の川の傍に立てますよね。まず水利が必要。なのに親の田舎は川から遠い山の上に集落を作っていて、隣近所全部同じ名字。
たぶんそうだろうな、と思っていたらやっぱりそうで、どうやら落人の集落らしい。
隠れ済む必要があったから、便利な川の傍には家を構えなかったんですね。
これは、ナール・サスの独白にも書きましたが
「自分の血が『逃げてきたモノ』であることは辛い」と。
ナール・サスには別の回答を上げましたが、私にもそんな良い回答をくれる人はいません。
当然、勝った人たちが居れば負けた人たちがいるんですから、存在して当然なんですが。やっぱり『負けた人たち』が祖先であるのは精神的にきつい。
そして片方の親は平地の川の傍で農家。
両方の親の、経済格差がまた凄い。
平地の方も、別に庄屋とかそんな家ではまったくないんですが(本家はたぶん、当代で断絶しそう……)それでも、食料などの面で幼いころの思い出が凄く違うんですよね。平地の方ではちゃんと米を食べてたんですが、山の方では麦飯でも上等な方だったとか。たしかトウモロコシを育ててたような気がします。
食べ物は本当に同じ国でも違いますからね。国が違えばもっと違う。
そういう意味で、赤狼の世界を作っているのは、楽しいです。
キラ・シが紅花を大陸に持ってきた、とかお気に入りなんです(笑)
支配者が変わることで植生まで変わる。新しい色ができる。ステキでしょう?
『敦煌』という映画で『夏』の王(渡瀬恒彦さん演じる)が言いました。
彼は『夏』独特の『文字』を作っていました。
主人公はそれをみて「合理的で使いやすいから広まるでしょう」というようなことを言いましたが、王は言いました。
「使いやすいから広まるのではない、強い国の言葉だから広まるのだ」
勝てば官軍ですが、それは文化の面でもそうなのです。
キラ・シには『文化』という程の文化は作りません出した。『強い』ことのみが文化で、祭りすら滅多にしない民族です。だからこそ、『キラ・シ紅』は最大の『文化』であり、大陸が素直に受け入れ流布させるぐらい『素晴らしいモノ』としました。
キラ・シが嫌いで、キラ・シ紅を嫌がっている各国高官がいたと思います。けれど奥さんが口紅でキラ・シ紅をつけたとき、敗北感に襲われるのです。
そして、紅渦軍(夕羅)はその『キラ・シ紅』の『名前を変える』ことでキラ・シの文化を大陸に還元しようとしました。無くすことが無理なら変えてしまえ。
『名前を変える』というのは征服の第一歩です。
曜嶺皇家冠たる大陸では『黄色』がめでたい色、栄えある色、最上級の色、でした。
それが今後『真紅』に変わっていくわけです。
色々な『過渡期』。
私が生まれてから、今まで、ものすごく色々なものが変わりました。
ポケベルさえ無かった時代に生まれ、携帯電話が一人一台の時代になってしまいました。
マイコンがPDAになり、三種類しか無かったナプキンが星の数ほど作られています。
すさまじい過渡期。
私が生きているのは『現代』の過渡期。
赤狼の時代の過渡期。
兵車が騎馬に、粟作が稲作に、銅が鉄に、王から軍師に。
無かった色、無かった剣、無かった馬、無かった酒。
色々なことが生まれて消えていきます。
私の掌の中で花火のように輝いて消えていくさまざまな『文化』『技術』。
まるで発掘するかのように、次々生まれていく大陸の事象。
書き留めるので精一杯です。
凄く楽しいです。
ただいま風邪で死んでます。