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【BL同人】有・罪・判・決7Final 本文見本

 

 翌日、出勤はしたものの、章彦は榊の家に帰る事をしぶった。勝輝が榊になにかするかもしれない、という危惧のためだ。
 どうにか落ち着いていたのに、邦明にビデオを見せられて、その恐怖がまた戻って来たのだった。 
「二階堂が俺をどうにかする気なら、俺、とっくに殺されてます!」
 榊は言い切った。
 章彦には言わなかったが、勝輝が殺意を向けるのは、章彦に手を出した男達だけだ。
 つまりは、勝輝は、榊が章彦に何もしていない事を知っているのだろう。その事も、榊が章彦に向ける欲情を抑制できる理由の一つだった。
 今、俺がいなくなったら、佐納さんは絶対に正常でいられない。
 奢り、かもしれないが、そう思うのだ。
 榊は章彦を愛していた。
 それは、セックスより先に、章彦に、健常でいて欲しい、憧れの先輩でいて欲しい、その心が、強いのだ。
 もう自分も章彦も、公判に立つ事は無いだろうが、弁護士や裁判官相手に丁々発止のやりとりをしていた章彦の姿が、榊の心の糧でもあった。
「二階堂が俺に手を出す事はありませんよ。大丈夫です」
 榊がどれだけ章彦を守っていても、その隙を狙って襲って来た勝輝。勝輝は榊の存在など、なんの障害にもならないのだろう。だが、章彦がそうして襲われ続けた時は、今程榊が章彦に密着してはいなかった。今なら、どうだろうか。
 章彦をなだめすかして、榊は自分の家に車で連れ帰った。章彦は帰宅しても落ち着かず、榊が夕食を作っている間も部屋の中をうろうろしてしまう。
 確かに、今まで一緒にいてくれた榊に、勝輝が何かしたような様子は無かった。だからと言って、今後もそうだとは限らない。
 そして、今自分がイライラしているのはその事だけではない事も、章彦は知っていた。
 邦明は、優しかった。
 だが、年齢が年齢だ。章彦が満足するまでは、してくれなかったのだ。
 体が疼いてたまらない。
 京都から帰って来た時も、榊がホテルに連れて行ってくれた。あの時、榊にせがみそうになったのを、寸前でこらえたのだ。
 榊とだけは、そんな関係になりたくない。
 彼の、誠実さを叩きつぶすような気がするから。
 だがこれだけ一緒にいてくれる者と恋人関係になれたら、どれだけ楽しいだろう、とも思うのだ。
 榊の事は好きだ。だが愛しているかと言われればわからない。
 今まで章彦とセックスした男達の誰かを愛していたかと言われれば、ノーだ。勿論、ノーだ。
 誰一人、章彦は愛してなどいない。松崎とて、許容しただけで、体が疼いただけで、『愛して』はいなかった。
 榊は、彼らとはまったく違う。
 同列になって欲しくない、と考えるのは、章彦のわがままだろうか。
 自分の体の疼きより、章彦はそちらが大事に思えた。
 だが、体は疼くのだ。
 とても、抱かれたかった。




 榊は料理をしながら、リビングやキッチンや廊下を歩き回る章彦を横目に眺めていた。
 章彦がまた、変わった。
 以前は、榊を勝輝の楯にするような素振りをした事があったのだ。『守って欲しい』からだろう事は榊も理解している。自分もそのつもりで章彦のそばにいたから、それになんら違和感を覚えなかった。
 だが、今日。
 章彦は「私がお前の家にい続けたら、お前があいつに狙われないか?」そう言って、榊の家に帰宅する事を拒んだのだ。
 『楯』を自負していた榊は戸惑った。
 章彦を守るために楯となって仁王立ちしているのに、後ろを振り返ったら誰もいませんでした。
 そんな、空虚さを感じたのだ。
 そして同時に、『章彦が自分の安全を考えてくれている』という事も、理解していた。
 『楯』から『パートナー』に変わったのだろうか? それは奢り過ぎだろうか?
 味噌汁の味見をしながら、榊は自分が笑っている事に気付いていた。
 章彦が心配してうろうろしているのはわかっているけれど。
 嬉しい。
 その心が、隠せない。
 章彦は無論、榊の体調を以前も心配はしてくれていた。だが今回のは、違う。嬉しい反面、しっかり章彦と話し合わないと、章彦は榊の腕の中からさえ、逃げてしまいそうだ。
 また別の心配が出てきたな……と、榊は独りごちる。
「よっし、味噌汁完璧っ! 佐納さーん。食事そっちに持って行きまーす」
 榊が元気良くリビングに声を掛けた。
 章彦はその声に、ただでさえ綺麗なリビングテーブルをもう一度拭いた。自分も皿を運ぼうと方向転換した時、ぐぎっ、と足をひねってしまう。数日前に軽く捻挫していたのだ。普段ならこれぐらいなんともないのに、重なると、その衝撃は重たい。
 咄嗟に近くの棚に手をついた。味噌汁を持って来た榊の目の前に、棚の上から何かが落ちる。
 以前、章彦の目の前で、榊が棚の上に置いたビデオテープだった。慌てて榊が拾おうとしたが、何も持っていなかった章彦が取り上げ、しげしげとそれを眺める。
「流しのテープだと言っていたが、爪が折れているぞ。証言と事実が食い違っているな」
「公判じゃないんですから、詰問すんのやめて下さいよ。佐納さん。すいません、それ、趣味のビデオです」
「趣味のビデオ?」
「……エロビデオですよ」
「……どうしてそんなものをお前が持ってるんだ」
「マジで勘弁して下さい…………俺、彼女いないんすよ……」
 まったく思い付かなかったらしい章彦はとたんに、真っ赤になって、ビデオを投げる勢いで榊に押しつけた。盆をテーブルに置いていた榊は、ぎりぎりそれを受け取って、また棚の上に置く。
「食事終わったら、俺が片づけますから」
 榊はそう言ったが、食事のあと、章彦もその事を忘れていた。




 章彦は夢を見た。
 拘置所で勝輝が叫んでいる夢だ。
『売る気なんてなかった! 全部、マスターも燃やしたんだ! ガソリン掛けて燃やしたんだ! この世に有る筈なんて無い!!』
 檻の中で騒ぐ猛獣のように、勝輝が叫んでいた。
 拘置所の、面会室だ。
『あれだろ! あんたの部屋に二本ビデオ残して行ったんだ! それじゃないのか?』
『ライトウイナーズコーポレーション…………お前の作った会社のロゴが入っていた。『検事がオンナに変わるまで』と、タイトルも入っていた』
 勝輝が、脱獄するきっかけになったやりとりではないか、と章彦は気に病んでいた。
 あんな事を章彦が言わなければ、どうだっただろう。勝輝はおとなしく刑を受けたのではないだろうか?
 勝輝の事を思い出すと、次から次へと関連の記憶が呼び出される。
 ビデオについては榊も言っていた。
『二階堂勝輝が、ビデオを二巻部屋に残してきたと言っていたが、どうした?』
『証拠は全部消却しろ、と言われましたので。ビデオを検事長にお渡しして、あとは全部消却しました』
『全部? その他に何が?』
『…………電動のアダルトグッズとか……ロープとか……あと、消炎鎮痛剤とか』
 そんな事を、榊は言っていた。
 榊が邦明に渡したものを、邦明は処分していなかったのだ。
 仕事が終わって、榊が駐車場に走った時、章彦は邦明に電話を掛けた。
「あのビデオは処分下さいましたか?」
 邦明の返答が無かった。
「その一巻、だけですか?」
『ああ、他には無いと言っていた。榊君が、ビデオは一巻だけだと……』
 章彦は、返事も礼もせずに電話を切る。
 邦明はあのビデオを処分する気が無いのだ。
 今後も誘われるのかと考えると、暗鬱な気持ちになった。
 体は疼き続けている。ふとした時にイライラする。
 もう一生こうなのだろうか。
 榊を見るたびに、抱き着きたくなる。
 そんな自分が、嫌だった。




 土曜日の朝、章彦は京都に、榊は埼玉に帰る事になった。
 京都のこの前のホテルまで榊が車で送ってくれ、榊は京都から新幹線に乗るために車で立ち去った。章彦はエントランスに向かって歩きながらそれを確認し、 ホテルの喫茶であたたかいスープを頼む。ゆっくり飲み終えたあと、章彦はタクシーで京都駅に向かった。そこから新大阪に帰り、タクシーで榊の自宅に帰る。
 今日は、伺いません、と邦明に連絡をしていたのだ。この前の件があるので、雅子がどうのと邦明がぐずる事はなかった。ビデオを楯に取られるかと危惧していたが、それも無い。そこまで邦明も章彦を束縛するつもりはないのだろう。
 章彦はリビングの棚の前に椅子を持って来て、上に置いてあったビデオテープを取り上げた。
 それをデッキに差して再生する。
 これが気になって、榊に嘘をついて外出したのだ。胸は痛んだが、どうしてもこのテープの中身が知りたかった。この家にいる時は常に榊が一緒なので確認のしようが無かったのだ。
 再生ボタンを押すと、フローリングの床を映しているのだろうか明るい画面がややあってザーッと映像が乱れ、消えた。何度再生を押してもガチガチと音が出るだけで作動しない。ビデオを取り出そうとしても出てこなかった。
「えっ?」
 章彦は、しばし、デッキの前で凍りついた。
 何度取り出しボタンを押しても出て来ない。
 以前こういう状態になった時は慌てて榊を呼んで見て貰った。テープが噛んでるから修理に出すしかないですね、と彼は言ったのだ。
「修理? この近所で、修理ができる所? 榊が帰って来るまでにっ? えっ? どこに?」
 章彦は電話帳から電気屋を探し出し、その上から全部掛けた。自宅で即修理ができる、という所があったので来て貰う。
「ご自宅まで取りに伺うと、引受料掛かりますすけどよろしいでっか?」
「なんでもいい、余分に一万円払うから、今すぐ修理してくれ」
「っ! 五分で行きまっさっ!」
 本当に電気屋は五分で来た。
「そこの角の電気屋ですねんっ! また御贔屓にたのんまっさ! あー、見事に噛んでもうてるなぁ。テープも切れてますやん。カビもあんねー」
 無精髭の元気良い男が、どかどかと上がって来てテレビの前に陣取った。
「テープが切れた? 修理も頼めるのかな? テープも黴がつくものなのか?」
「いけまっせーっ! ちょっと時間掛かりますけどー。見てないテープは黴るんですわ。機械油ついとうさかいね」
「余分にもう一万円出すからっ、明日の朝までに頼むっ!」
「へいっしゃーっ! 予約入ってるけど、これ真っ先にやりまっさー。明日の朝、十時頃でえーでっか?」
 東京発九時の新幹線に乗っても、その時間ならば榊は帰って来ない筈だ。章彦は無言で何度か頷いた。



 
■告白

 榊は埼玉から帰って来て、京都で下りた。車を京都駅に置いていたからだ。
 朝一番の新幹線で帰って来たのでまだ昼過ぎだった。章彦に電話をする。
「佐納さん、どこにいらっしゃいます? 俺、今京都にいるんですけれど」
『……家にいる』
「二時間ぐらいで帰りますんで」
『ああ……お前に、早くあいたい』
「なんかあったんですかっ? 二階堂が来たとか?」
『いや、彼の姿は見ていない。とにかく、帰って来てくれ』
 榊は電話を肩に挟んだまま車に乗り込み、エンジンを掛け、家まで飛んで帰る。
 『お前に早くあいたい』というのは凄い武器だ、と榊は心臓をドクドクさせながら、慎重にハンドルを切った。耳元で鼓動が鳴って、クラクションの音も聞こえない。
 投げ込むように駐車場に車を入れ、ただいまですっ! と元気良くリビングに駆け込んだ榊が見たのは、テレビの前に座り込んでいる章彦だった。
 その右手は、リモコンをデッキに向けて、今再生ボタンを押したのだろう、ビデオが表示された。
 明るいフローリングの床が映されて、画面がゆらゆらと動く。
『おい、映ってんのか?』
 テレビから元気の良い音声が聞こえた。
『大丈夫ですよ! 買い換えたんで、ちょっと操作が不慣れだっただけです。ばっちりですよ!』
 カメラが前を向いたのだろう、そこに立っていた男が、画面に映る。
 脱色した金髪で大柄の、少年。
 二階堂勝輝だ。
『ハーイ、ここは、佐納章彦検事さんのご自宅でーす。勝輝君の、突然ご自宅ホウモーンッ! あっ、帰って来たっ!』
 にっこにこしている勝輝と、章彦の部屋。
 そう、最初に勝輝が章彦をレイプした、あの部屋だ。
 章彦が、ビデオを停止させた。ザー……と白黒画面が流れ、もう一つのリモコンでテレビを消す。
 章彦は、榊を振り返らなかった。
「なぜ、これをお前が所持している?」
 榊も、リビングの入り口で入ろうとしたポーズのまま、硬直している。その頬を汗が伝い落ちた。
「彼が作った、製品版のものでもない。検事長が持ってらっしゃるのと、同じビデオだ。お前は、検事長に、ビデオは一巻だけだと、言ったのだよな?」




味方だと思っていた榊でさえ、『そう』だったのか!

やっと、商業誌で書いてた伏線が回収できました。
長かった……


A5 100P 1000円(送料別)

2012年12月30日発行

有・罪・判・決7Final - 晶山嵐 同人サークル情報サイト  『GIREN-1』



赤狼に食らわれし冴月の如く 四 本文見本

赤狼に食らわれし冴月の如く 四 本文見本

2010/10/09に書いて、非公開になってた……(T-T)

今出してもしかたないけど、とりあえず出しとく。
−−−−−−−−−
「ナール・サス様、今日伺ってよろしいですか?」
 宮殿を下がろうとしたときに、突然、顔色の悪い侍衣牙からそう声を掛けられて、ナール・サスはただ、頷いた。
 将軍が僕に相談ってナニ?
 帰宅するまでもしてからも、ぐるぐる考えてみるけれど、ナール・サスには予想もつかない。
 今王宮はそれどころではないのだ。
 一昨日の、留枝暫時統治将軍相賀将軍との謁見で、史留暉が血を吐いて倒れた。
 そのことで、王宮中が大騒ぎになり、今日はそれが都に伝わって煌都中が大騒ぎ。明後日には大陸中が騒ぎだすだろう。
 原因はと言えば、史留暉がつらっと
「すまない、厠を我慢していたらああなった」
 と言ったものだから、みな安堵はしたけれど、それはもう王宮が壊れるのではないかという騒動だったのだ。
 その場にいた夕羅も、史留暉の顎に血が伝っているのを見て、暫く動くこともできないほど仰天していた。
 元々、昨日の謁見など史留暉が顔を出す必要のないものだ。え? 史留暉がなぜこの場にいるの? 同席していた外交大臣のナール・サスは、史留暉の出座を聞いてひどく驚いた。
 だからこそ、見ていたのだ。
 史留暉は血を吐いたのではない。
 何かを我慢し続けて、くちびるを噛み縛りすぎ、歯が皮膚を噛み切ったのだ。
 だからこそ、厠を我慢していたと言われればナール・サスでさえ納得はできた。普通なら、何がしか合図を送って侍従を呼び出し、皇太子の謁見はここまでです、と退席して終わる。そのための合図も史留暉は教わっていた筈だ。
 方向違いに責任感の強い史留暉のことだから、謁見が始まれば終わるまで同席するのが筋だ、とそうなったのだろうと思うことはナール・サスでさえ疑いようの無いことだった。
 だが、その理由を大陸全土に発表できるだろうか、というのも問題の一つだ。その一言で誰もが納得はできるけれど、穢れものを理由にするには、皇家は神々しすぎる。それも外交の一つとしてナール・サスが悩んでいる問題だった。
 夕羅も沙射皇帝でさえも、民を安心させるためだから公表しろ、と言っているが、みっともなくないだろうか、と他の大臣や諸公たちは良い顔をしない。だがそれが真実であるし、それ以外の理由では『皇太子殿下が血を吐いた』という事実は安堵では落ち着かない。
 埒も開かない会議に、ナール・サスは昨日一日付き合わされた。史留暉が良いのならばナール・サスはそれで良いと思う。だがみなは違うらしい。
 この件に関しては、ナール・サスは『他国籍』ということで意見を言う気も無いし、大臣という最重要職の彼に向かって意見を聞く者もいない。
 大体、王宮の者はその理由をみな知っているのだから、隠しても誤魔化しても、いつかは真実は都に広まるだろう。どうせ知れるものならば中央から公式発表をするのか筋だとは思うが、皇家に関しては結束の固い羅季人だから、女官たちも他言しないだろうか? ナール・サスにはそのへんがわからない。
 大体、箝口令も敷かれていない。
 夕羅が一言『言うな』と言えば誰も言わないだろう。だが、その夕羅自身が、公表すれば良い、と言っているのだ。
 これもまた微妙な発言だった。『公表しろ』と命令したのではない。『公表すれば良い』という発言には、支障が無ければ公表してもよいのではないか、という。あくまでも意見の一つ、であって、進行方向を左右するほどの強さが無いのだ。
 夕羅がこういう場面で婉曲に返事をすることは無い、とすでにみな知っている。つまり、夕羅は『どちらでも良い』と言っているのだ。
 元々、夕羅は『市井の出』ということが知れ渡っている。つまりは、皇家の面子に関しては俺は左右できない、羅季の慣例に従え、と諸公たちは取った。
 だからこそ悩むのは、『それは困る』という者たちであって、その者たちが是とする筈も無い。けれど、皇太子殿下の容体自体は公表しなければならないから悩んでいる。そんなつまらない会議に、ナール・サスは同席させられていたのだ。
 こういうのになると面倒くさいんだよねぇ……と、ナール・サスはため息しか出ない。今日はさすがに、結果が決まったら報告して、と言ってその会議を抜けてきた。自分がいてもいなくても一緒なのだからいなくて良いだろう。まだまだ、再生したばかりの煌都は外交問題が山積みなのだ。そんなことにかかずらっている場合ではない。
 侍衣牙が声を掛けてきたのはそんなときだ。
 しかも以前なら、『ご都合のよい日を伺っても良いですか?』だったのに、『今日』と指定してきた。よほどの急用なのだろう。そう思って、夜、人払いをして侍衣牙を呼び込んだ。
 侍衣牙はとても言い難そうだったが、うつむいたまま口を開きだす。
「珪化様のところで宴があって、俺も丞相も招待されてまして、とても盛大な宴でした。丞相は先に抜けられたんですけど」
 珪化というと、いつも宴の最後が乱交にある諸公の一人だと、ナール・サスは聞いている。
 侍衣牙将軍って、あれだけ丞相に入れ揚げているように見えるのに、ちゃんと女の子も抱けるんだなぁ、とナール・サスは感心した。しかも乱交で、だ。東南はそういうことが平気らしいというのは聞いているので、侍衣牙がそうでもおかしいこととも思わない。ただ、夕羅が早退したと言うことは、夕羅はそう言うことが嫌いなのだろうか。
 ああそうか。あの人は一人にどっぷり浸る人だから複数が周りにいるとイヤなのかな。
 侍衣牙が何かつらつらと喋っているのを横目に聞いて、ナール・サスは杯を舐める。
 言っていることをまとめると、乱交になる前に夕羅に問われたらしい。
「こちらに気があるのはわかるのに、なびかない女はどうする?」
 夕羅の口からそんな問いが出たのも今思えば驚いた、と侍衣牙は思い返しているようだ。その時は、酔っていたから気にしなかったらしい。夕羅も酔って忘れると思って聞いたのだろう。
「それで、君はどう答えたの?」
 言い難そうにしているのでナール・サスが聞いてあげた。
「普段しないことをしますよー。道具使うとか、人前でするとかー……と、答えたと思います。すっごい酔ってたので……」
「斬新な答えだね。あなた自身はしたことがあるの?」
「……はい…………それでなびいてくれました」
「実感なら仕方ないね。酔ってなくてもそう言ったんじゃない?」
「……ああ……そうですねぇ…………言ったかも……あー………………もう、本当すいません……庶民根性抜けなくて…………」
 庶民根性じゃないだろそれは、とナール・サスは追い込まなかった。たんに性に奔放なだけだ。
「それで、なぜそれを僕に告白しているのかな?」
 問い返すと、侍衣牙はさらにうつむいて、ややあって顔を上げると、訴えるようにナール・サスを見た。
「まさか丞相、それを皇太子殿下に使っていませんよね?」
 青天の霹靂とはこういうことだろうか。とナール・サスは遠い目になった。
「え? なぜそれを僕に聞いてくるの?」
「え……だって、丞相には聞けないでしょう?」
「あの人なら聞いたら答えてくれると………………あぁ……!」
 史留暉の『厠発言』かっ! とナール・サスは思い当たった。
「……でしょ?」
 侍衣牙も同じことを考えたらしい。
 これは僕に相談に来るな、うん……納得して、ナール・サスも俯いた。
 『道具使うとか、人前でするとかー』という侍衣牙の言葉を、夕羅はそのまま使ったのだ。
 道具を史留暉に仕込んで、謁見に出したのだ。
 本当に重要な謁見で遊ぶことはできないから、どうでも良い謁見に史留暉を連れてきたのだろう。
 あの時、史留暉を振り返った夕羅が一番驚いていたのをナール・サスも見ていた。
 本来の夕羅ならば、咄嗟に史留暉を隠そうとしただろう。史留暉の様子がおかしくなった時点で下げているはずだ。それをせずにしばし呆然としていた。
 喫緊の非常事態ではない、とあの時点で知っていたからだ。
 動くこともできないほど仰天していたと思ったが、その実、『まさかこんな事態になるとは!』と愕然としていたのだろう。
 夕羅としては、赤面して震えだす史留暉でも想像していたはずだ。それが真っ青になって歯をくいしばり、くちびるをかみ切ってしまう事態になるとは思わなかったことだろう。
 あの時、夕羅は呆れていたのだ。
 そうなると、厠発言は夕羅が史留暉に言い含めたことだろう。実際、厠に行きたかっただろうから史留暉も嘘ではないので臆面もなく口にできるのだ。
「……それはたしかに……………公表できない事態だね……」
「でしょう……? 俺のせいかと思うと…………昨日気付いてから震えが止まらなくて………」
「実行したのは丞相だから、君のせいではないよ」
 今、侍衣牙が一番聞きたいだろう言葉を言って上げるナール・サス。
 思い返しても、夕羅はたしかに閨中での作法は無茶苦茶だ。だが、道具を使ったことは無かったように思う。部屋で無いところでされここともあるけれど、他人の目のないところだった。夕羅に取っては『二人きり』『自分の体のみ』というのは閨中での基本なのだろう。
 侍衣牙が言わなければ、道具や謁見に連れ出すなどは思いつかなかったのではないだろうか。それでいうと、侍衣牙の責任が無いとは言い切れない。だがここで侍衣牙を責めても仕方がない。実行したのはあくまでも夕羅なのだから。
「あれから僕も史留暉に会っていないから……何も聞いていないね。昨日も今日も、史留暉は謁見を休んでいるし……自室に軟禁されているよね? 一切出てこない。史留暉が出たくないと言っているらしいけれど、あの鍛練好きが鍛練にも出てこないってことはないだろう」
「はい、毎日鍛練にはおいでいただいておりました。お姿を拝見できないことで、兵達もとても心配しております」
 今更厠発言を公表したら、ではなぜ二日もこもっていたのだということになりそうだ。くちびるの傷が治るのを待っているのだろう。
「あー……しかし…………丞相も無茶苦茶する人だね……本当……」
「まだ、丞相がそうなさった、と確認したわけではありませんが」
「してるよ、あの人は」
 ナール・サスは断言してみた。
 仕方がないので侍衣牙に酒をすすめて、適当に帰らせる。
 今後どうなるのかな、とナール・サスが見守っていたが、事態は突然収束した。
 王宮からの公表は一切なく、『噂』が流れたのだ。
『皇太子殿下は厠を我慢してくちびるを噛み切られたらしい。その傷が治るまでこもってらしたようだ。恥ずかしいから王宮は理由を公表できないらしい』
 どこともなく出たその噂は、一瞬で煌都から各国へと広がった。
 実際に、五日後に煌都に出てきた史留暉は、下くちびるにまだわずかにかさぶたが残っていたため、その噂を肯定した形になった。
 あー、皇家も人間だったんだー? とみな納得しただけだ。元々、史留暉が気さくに民と混じっていたこともあるだろう。
 この素早い噂の広がり方は、京守が各国同時に噂を流したのだ。ナール・サスはこっそり、京守の手腕を評価した。
 侍衣牙も、思ったより早く事態が収まったので、安心したようだ。面白かったので、侍衣牙の口止めをナール・サスはしなかった。今後も変なことを夕羅に教えて、夕羅が変なことをすれば良い、と思う。そうでもしなければ、史留暉は何も変わらないだろう。
 本当に、史留暉の心は鉄よりも硬い鎧を着てるんだから……丞相も大変だ。
 ナール・サスの思いは、史留暉に届くことは無さそうだった。



作成日: 10.10.04 12:12
−−−−−−−−−−−
これの『夕羅がしたこと』を書きたくて冴月の続編を書いて来ました。
やっと今回書けるっ! 万歳っ!

商業誌の方で、朴念仁でくそまじめな史留暉を書いてる時に
このネタがあって
商業誌には入らないや
と脇に避けておいたのですが

ここまでたどり着くのに三冊……(T-T)

長かったなぁ……


さぁ!
これから『夕羅がしたこと』を書かなければ!

実際、濃厚なエロシーンなので
体力無い間はどうしても書く気になれなくて
後回しになったというのもあると思います。


体力なくても気力があればネタは出るんですが
エロネタを書き切るには体力が必要なのです……

さー、もうちょっとだ頑張ろうっ!


−−−−−−−−−
というのを2010/10/09に書いてました……
本の前宣伝の筈だったのに、二年経った今お披露目……



2月12日ヒーローショーの新刊二冊

2月12日ヒーローショーの新刊二冊

 オフセット本
『RED LIGHT 愛しい恋人の育て方』
A5 オフセット p124 1200円

『RESTART』
A5 オフセット p84 800円

プラス

バレンタインコピー誌


今から作ります。

昨日突然ネタが浮かんだので。

次のイベントでは売りません。
あとは自家通販オンリーとなります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本文見本
(まだ書き始めなので変わる可能性大)
『テロリスト』(今回出せなかった本)の二人です。


■ キース・グッドマン

「マーイスイーットハッニー♪」
「キースさんっ……休憩室でディープキスはやめてくださいって……何度も…………っ」
 知らなーいっ。キスなど挨拶なのだから、どこでしても恥ずかしく無いだろうっ!
「キースちゃん……イワンちゃん、呼吸できてないわよ。死ぬわよ?」
 ネイサンくんが私の額をイワンくんから押し離した。
「おうっ、お疲れーっ。どした? キングー。またイワン窒息させてたのかお前。そのうち死ぬぞイワン」
 入って来た虎徹くんが、イワンくんの頭をぐしゃぐしゃとかきまぜて自分のロッカーに歩いていく。バーナビーくんは私と、へたり込んでいるイワンくんをチラチラッと見て黙って通り過ぎた。アントニオ君は先程からずっと、ロッカーで黙って着替えをしている。
 腰が抜けているイワンくんをベンチまでひょいっと抱えて、頭をポンポンすると、涙目で睨み付けて来た。
「もうっ! 毎回キースさん酷いですよっ! 僕がキス苦手なのわかっててっ!」
 紫色の瞳が涙でうるんでとても美しい。もう一度キスしようとしたら、思いっきり口に掌を突っぱねられた。
「僕の話し聞いて下さいよっ! うふゃぁっ!」
 掌をべろんと舐めるとほんのり塩味。
「君が、キスしてほしそうに私を見上げたからではないか」
「キースさん、僕、会社寄って帰りますんで、遅くなります……って、言いたかっただけですっ!」
「どの角度も綺麗なんだから、キスしたくなるのは当たり前だ。私の罪ではないよ。バレンタインチョコの受け取りだろう? 私の家の倉庫に持っておいで。トラックでそのまま搬入できるから。君の分のコンテナも用意しておくよ」
「何話し普通に戻してるんですか……というか、なんですかそれ」
「うん? 日本式バレンタインが盛況になってからは、トン単位でチョコレートを世界中のファンのかたからいただくから。倉庫を作ったのだよ。これも去年のバレンタインの」
 鞄からチョコレートのパッケージを出して見せたら、イワンくんが目を見開いていた。
「いつもチョコ持ってらっしゃると思ったらっ……それって、バレンタインのなんですか?」
「俺のも入ってるぜー。なぁ、キング」
 虎徹くんが私の肩を組んで、イワンくんに人指し指を立てて見せた。
「俺、甘いもの苦手だから、カード抜いたら全部こいつに横流しっ」
「うん。いつもありがたいね。チョコは糖分補給にちょうどいいからね。小さくてもカロリーが高いから、スーツにも持って出られる。空でも食べられるから、ありがたい。日本式バレンタインサマサマだよ。しかも、頭もはっきりするしねっ。いいねっ、チョコレートっ! 今年はバーナビーくんがいるからか、少し減ったらしくて残念だよ」
「僕のせいではありませんよ。二人でじとっと見ないでくださいよっ! 僕だってこれから、チョコレートの仕分けをしろと言われてるんですからっ!」
「それ、おーれーもー。去年まではベンさんがしてくれてたのにー。ロイズさんは本当に人使いが荒いよ。バニーちゃんはチョコ食うの?」
「……僕も、あまり……それと、僕はバニーじゃありません、バーナビーです」
「じゃあ、カードだけ抜いてっ、キングんちにガーッと運んじまおうぜっ! 良かったな、キングっ、バニーちゃんの分もお前のもんだぜっ。後で、お前んチの倉庫にトラック横付けすっからっ!」
「それは嬉しいねっ!」
「一年でトン単位のチョコを食べているのに太らないんですか?」
 イワンくんがもう怒って無いようだ。良かった……しかも、全員が出て行ってくれた。もう一度キスしたいな。したいな。
「うん。飛ぶととてつもなくカロリーを消費するのだよ。以前は糖の塊を持って飛んでいたよ。それに気付くまではよく墜落したし」
「ああ……デビュー当初、よくカメラからいなくなっていましたよね、あれですか?」
「そう。長丁場になると、一瞬意識が無くなるみたいだね」
「みたいだね……って、他人事のように言わないでくださいよ」
「うん、だから、チョコレートのプレゼントは嬉しいよっ! 糖をずっと食べていると、同じ味だからイライラするのだよね。チョコレートはいろんな味があった楽しいよっ。
 とにかく、持っておいで。二トントラックが入れる倉庫だから、気にせずトラックのままおいで」
「僕のチョコはそんなにたくさん無いです。五箱ぐらいで十分です。そこから手作りチョコが一割ぐらい無くなりますから」
「ああ、そうだね。手作りチョコは受け取らないとTVでも告知しているのに、毎年来るね」
「これって、スカイハイさんへのバレンタインの手作りチョコが原因ですよね? 何か、変なものでも入ってたんですか?」
「うん。何かもしゃもしゃするなと思ったら、髪の毛が入っていたね」
「う……」
「咄嗟に吐いたよ。一つ目がそれだったから、他のも会社に検査してもらったら、本当にいろいろなものが入っていたね」
「髪の毛以外に?」
「血液が入っていたらしい」
「…………」
「しかも、いろんな成分がたくさん入った血液が」
「それって……」
「うん……多分ね。精液が入っているものもあったし。唾液の成分が検出されたものもあった」
「もういいです。わかりました……ごめんなさい……」
 イワンくんが青ざめて俯いてしまった。両手で口を抑えて泣きそうになっているので背中をさする。着痩せするから華奢に見えるけれど、いやもちろん私よりははるかに華奢だけれど、しっかり筋肉がついていて、単体でいると普通の男性よりはたくましい。でも、一般的に見て細いのは細いよね。最初は抱きしめた時に折れそうでヒヤヒヤしたけれど、これがまた……鞭みたいによくしなるのだよね。このプラチナブロンドがふわふわ揺れるのも綺麗だ。
「チョコレートが大量に来だした初年度にわかってラッキーだっただろうね」
 いつも汗一つかかずにしれっとしているこの白い肌が、つらつら汗を流して抱きついて来てくれるのは、たまらなくイい! だから、ジムではあまりイワンくんを見られないのだよね。ランニングマシンで汗を流している姿を見ると、勃起しそうになる。
「それでも、手作りチョコって来てますよね」
「まぁ、受け取らないと数万ドル掛けて告知しているのだから、食べなくても罪は無いだろう」
「とにかく、私はこのまま直帰するよ。バレンタインカードを読んでいるから。これが倉庫の暗証番号」
 メモをしてイワンくんの襟の間から胸に入れた。ついでに乳首も覗く。まだいじってないからフラットだけれど、服の影でほんのり赤いのが見える。ふふ……
「ちょっ……どこに入れてるんですかっ! エロ親父っ!」
 二人っきりになった時の、このイワンくんの軽口が、またかわいい。
「まぁ……私も今年で34歳だから、17歳の君からすれば親父でいいよ。ダブルスコアだからね」
 シャツの裾をズボンから出してメモをとりだしているイワンくんの白いお臍が……オー……明るい光の下で見るとまたイいねー……
 イワンくんが俯いてばたばたしているから、傍によって腰を曲げた。五秒後に顔を上げた時、そこには私のくちびるが……ジャストヒット!
「休憩室で君からキスをしてくれるとはっ! 珍しいねっ! 嬉しいねっ!」
「ちがっ……今のはっっっ……むぐっ……」
 ガツガツと、本気で私の肩を叩いて押し離そうとしているイワンくん。少し痛い。だが平気っ。鍛えているからねっ! 私の筋肉はこんなことで負けないよっ!
 イワンくんの舌は薄くてヒラヒラしていて、とてもかわいい。舌までかわいい。美味しい。今すぐ抱きたい抱きたい抱きたい……


 ■ イワン・カレリン

 どーしてキースさんってどこでもすぐキスして来るのっ!
 服の中にメモ入れるとかっ! マジ、エロ親父っ! メモ、おなかから出したらっ、顔を上げたらっ、そこにいたしっ! 僕からキスするような状態にもってかれてたしっ!
 空を飛んでるキースさんは、空間把握能力が異常に高い。動いているものの大きさとスピードが目測で瞬時にわかるんだとか。まぁ、そうじゃないと、常に鳥と激突しまくることになるだろうから当然なんだろうけど。車運転してても無いと事故率アップの能力だから、二次元なら珍しいことじゃないんだけど、キースさんのその空間把握は三次元でも凄い。人間、横の動きは把握できても、縦の動きはなかなか無理。
 いまみたいに、僕が顔を上げる、っていう縦の動きを即座にとらえられてしまう。
 この空間把握能力の高さをエロ目的に使わないでほしいっ!
 普通に顔を上げたら、そこにキースさんのくちびるがあるとかっ! なんのご褒美っ?
 つか違うっ……抱き込まれてっ……動けないっ! 
 大体、なんでこんなキスが巧いの……
「もーっ! 休憩室でキスしないでって何度も言ってるでしょうっ!」
 セックスしたくなるから、ベッドの無いところでは辞めてくださいっ! もうっ、昨日だって五回もイかされてっ、ふらふらなのにっ! 毎日毎日毎日っ、なんでこんなに元気なのっ! 僕より元気とかおかしくない? 
「早く帰ってくださいっ! ホーム!」
 キースさんが、アウッ……って感じで引いた。
 キースさんには、この、もんきり口調の命令形の方が効くんだよね。軍隊に居た時の癖らしい。目上の人に使う言葉じゃないから、使いたくないんだけど……うう……僕の心にも罪悪感がストレスになる……うう……
 

 ■ キース・グッドマン

 イワンくんにホーム! と言われてしまった…………よほど腹が立ったらしい。反省。
 二秒も持たない心を修正しながらマンションのドアを開けたら甘い匂い。ホワイトチョコレートの匂いだ。
 あれ? 新しいチョコレートは出していない筈だし、倉庫は工場街だし……朝はこんな匂いしなかった筈……
 リビングに、イワンくんが、いた。ソファーに掛けてる。
 いや、なんか違う。
 凄いなこれ…………チョコレートのイワンくんだ。髪の先まで綺麗に作ってある。
 イワンくんの擬態
 髪が折れた。ホワイトチョコだ。美味しい。
 服は本物だ。ホワイトチョコのイワンくんに、イワンくんの服が着せてある。どうやって? あ? 肩に継ぎ目がある。服を着せてから腕を接着したんだ? では足も? このズボン、いつものイワンくんのサイズより大きいな。
「OH!」
 ベルトを外してファスナーを下ろしたら下着はつけていなかった。
 ペニス。
 こんなものまで作らせたのか。何をしているんだ一体。誰の前で脱いだんだけしからん。後でじっくりお説教だ……が、イワンくんの形とは違うな。
 どんな味なんだ? 微妙にホワイトチョコの色をしていない。
 気になるよなっ!
 イワンくんは、舐めるといやがるから、舐められないし…………
 握ってみたら、冷たい……いや、私の体温で溶けてぬるっと……オゥ……ローションを付けたようになってしまった。掌を舐めると、美味しいチョコレートの味がする。髪の毛はとてもクリーミーなホワイトチョコレートだったのに、ここはビターだ。いい感じだ。
 先程肩の継ぎ目を見た時に服を脱がせたので、等身大イワンくんチョコは片肌を脱いで胸をもろだしで腰までズボンを脱いでいる状態になってしまっていた。
 ズッキン……
 いいよな?
 手で触ると形が崩れてしまうようなので、直接くわえてみた。
 外側は甘いのに、舐めているとビターが出て来た。うぉぉぉぉ……なんだかとても興奮する。
 段々短くなってくるイワンくんのペニスがっ……ああ、とても残念だけれど辞められない。後でホワイトチョコの乳首も舐めて無くして上げよう。その後は本物の乳首を同じように溶かして上げよう。そうだ、今日は乳首だけでイかせてあげよう。イきすぎて辛いようだから、精液は出ないようにして…………えっ……
 チョコペニスの先端から、口の中に……液体が……吹き出した……っ!



作成日: 2012年2月11日(土) 07時02分

表紙の絵はできたけど……

鳥羽法王×玉藻ちゃん
鳥羽法王×玉藻


魔物の恋人×妖狐

イケメン×妖狐



なんで私は、裏と表、別の絵を書こうとしてるのーっ!

とか叫びながら
魔物の恋人の方の絵を書いてました。


最初は、
坊主と玉藻と、その後ろに魔物の恋人を入れる予定だったんですが
裸で配置組んだときはよさげだったのに
服着せてみたら、
無理がある。

ということで

玉藻(黒髪 黒目、女装)
妖狐(銀髪、赤目)
狐(白毛、金目)

なので

じゃあ、妖狐の全裸書いてやろうっ!
全裸全裸っ♪

と、るんるんで妖狐ちゃんを書いてたんです。

元から、水中から見上げているような角度にするつもりだったので
ひざまずきをあおって見上げてるわけですが

あー、せっかく妖狐ちゃん書いたんなら
魔物の恋人も書いて上げたいよな……と
座らせたら、こんなことになってしまって……


この次にもう一冊書かなきゃいけないのにっ!

とか思いながら、るんるんで書いてました。


やっぱり、鳥羽法王の方が表紙でいいよねぇ?

悩み中。


−−魔物(いっちゃん)×妖狐(多聞)エロ−−−−−−−−−
「探したぞ多聞。俺からも隠れて何してたんだ。この化け狐」
「化け狐ちゃうわっ! 妖狐や妖狐っ……って……」
 山の中、沢まで降りてきてうさぎ食べてたら、凄い美人がそばにおった。気配感じんかったのに、どうやって此処まで来たん?
 頭のてっぺんでくくった長い黒い髪。切れ長の二重は剣みたい。見られただけで躰切れそう。気持ち悪いぐらい手足長い、黒ずくめの美丈夫。
「うわっ。いっちゃんやんっ! ひさしぶりーっ」
 前、殷とか周とか身毒(インド)におった時に俺の恋人やったいっちゃんやんっ!
「わーっ、また綺麗なった? なった? あーんっ久しぶりーっ!」
「お前っ……狐のまま舐めるなっ!」
 狐のまま飛び掛かったら、大木二本向こうまで逃げられたっ!
 えっと、いっちゃんは人間の男の方がええんやったよねっ! 急いで人間の男に化ける。
「いきなり化けるなよっ! まぶしいなっ!」
 変化する時光ってまうから、怒られたん……
 顔っ、大丈夫かなっ綺麗かなっ! 川の水で確認する。ついでに血まみれの顔も洗う。あ……水面が乱れてよう見えへんわ。でも、ま、人間の耳と獣耳あるし、しっぽも出てるけど、ええよな、いっちゃんやもんなっ!
「あーんっ、堪忍ぇー? でもホンマ、ひさしぶりやわーっ! ヒトガタ観たんっ! それがいっちゃんやなんてっ、俺、すんごい幸せーっ!」
 いっちゃんの口、口で塞いで着物引き剥いだ。喉から胸に舐め降りて、魔羅舐めて、跨がる。
 お尻にいっちゃんの先端当てて、腰降ろした。
 ずきゅんっ、てクるっ! あぁっ気持ちぇえぇっ!
「相変わらず性急すぎっ! てめっ!」
 怒鳴りながら、いっちゃんが俺の頭引っ掴んで口吸ってくる。いっちゃんの舌で溶けそう。気持ちえぇ……しっぽひっぱられたらきゅんきゅんするーっ! 俺がお尻振ったら、いっちゃんも突き上げてくれてっ、中っガンガン来るーっ! あー……たまらんーっ!
 いっちゃんって俺が狐のままなんは嫌がるけど、しっぽとか耳があんのは面白がるんよねっ。こんなんは見せ掛けのしっぽやけど、いっちゃんが喜ぶんやったら何本でも出すよー。見せ掛けやけど触られると感じるしっ!
「あーんっ! 果てるっ果てるぅっ!」
 いっちゃんの突き上げがっ……大きいなってっ! ひゅーんっ……って……ぱぁっって……全身が痺れて……果てた……ぁ…………ふひゃあぁあぁ……気持ち、え……ぇわぁ……
 いっちゃんも俺の中に出たっ。うふふんっ。オイシっ。
 精液とか、お乳とか、血とかは、そのまま糧になるから、たまらんわー……気持ちええし、おなかいっぱいなるしっ、こんなええこと無いやんね! いっちゃんも、俺の腹に出た精、指でとって舐め上げた。俺のん、オイシ?
 チュッ、って俺の顔中にくちびるで触れてくれる。気持ちええんっ! もっとしてーっ! 俺もいっちゃんの顔、ぺろぺろする。抱き締め合ってくふくふ笑う。あーん、幸せーぇっ!
 こうして抱き締め会えるん、ヒトガタの特権なんよねっ! いっちゃんの腕で、抱き締められながら撫でられたら、ふりゃふりゃになってまうん。あーんっ。
「相性いいねぇ、俺といっちゃん。気持ちえぇわぁ……」
 二かーい目っ! いっちゃんの上で、ぐりぐり腰動かしながらいっちゃんの顔舐める。ぺろぺろ舐める。俺、元が狐やから、愛撫する時も指より舌が先動く。いっちゃんの肌オイシーッ!
「相変わらず挨拶代わりに跨がってくるんだな。……お前は、……ったく……」
 文句良いながら俺のお尻むにむにする。あぁーんっ……お尻の穴がいっちゃんの周りでくぱくぱしたら余計に感じるーんっ!
「わかってんねやったら裸で来たえーのに。いっちゃん、ほんま綺麗な躰してんねやから。服でかくさんでえーやん。邪魔やなー、この布切れっ!」
「俺は狐じゃねー。全裸が普通じゃねーんだよ」
「ああ……そやったね。人間って服着てたもんねっ。めんどくさっ」
 わしわし、残ってたいっちゃんの服全部脱がす。素肌すはだーっ!
 俺、狐やから、ヒトガタにならん限り、元が四つ足で全身に金色の毛が生えとるけど、いっちゃん、元がヒトガタやから、綺麗なんよねー……えーなーぁ、うっとりするわぁ。えへへぇ……
 相変わらず固くておっきいいっちゃんの魔羅。俺のお尻でむしゃむしゃしながらいっちゃんと口で遊ぶんっ。いっちゃんに口吸われたらへにょへにょになってまうわぁ……ころん、て体勢変えられて、岩に頭押さえられるみたいに口重ねられた。息できひんーっ! でもエーっ! 苦しぃなったら、全身が緊張してっいっちゃん締め上げてっ……いっちゃんが中で跳ねてっ余計に感じるーっ!
「もっとしてーっ! いやんっ! 動いてよぉっ! いっちゃんーっ!」
 俺をすんごい抱き締めたまま動かへんいっちゃんっ! なんでぇっ!
「なんでこんな島国の山奥にいるんだ。お前」
 俺のくちびる舐めながら、はむはむ噛まれて、お尻きゅんきゅんする。動きたいのぉっ動きたいぃっ! もっといっちゃんほしいのにぃっ! いっちゃんの腕っ強すぎてはずれへんーっ!
「あーんっ! 突き上げてぇっ! 奥熱いよぉっ!」
「動くなっ! 返事しやがれ。突然消えやがって。どれだけ探したと思ってたんだ。また天竺行ったのかと思ってあっこらへん、探し回ってたんだぞ」
 俺の腰押さえつけてっもっと動けんようされた。あーんっ! 中が疼くーっ!
「探してくれてたん? やーん。ウレシー。あんねー、遣唐使ってのが来ててねー。もっと東に国があるって聞いたからー。それとー、その遣唐使がなんや煌々しとったからついてってもうたん」
「煌々?」
「うん……あっちに神域ぎょうさんあるんやなぁ、って色で煌々しとったから」
「あぁ……」
 いっちゃんも納得したみたい。頷いたんと同時に、俺の中のいっちゃんも頷いた。うふふんっ。
「唐より狭いのに、神山がようさんあるん、この島国。修行にちょうどええわーて、ぼけーっとしてた。いっちゃんと何年会うてへんのんかなー?」
「最低でも三〇〇年は会ってねーよ」
「三〇〇年! ……って、どんくらいやっけ? ……ぁああんっ! きゅうんっ!」
 いっちゃんがっ……突き上げっ、て、くれたっ! あぁあああんんっ! たまらへんっ! 奥の奥っぎゅんぎゅんっ来るーっ! ばさっと開いたいっちゃんの笠が中ごりごりひっかきまわすんっ! あーもーったまらへんーっ。もっとおへその下辺りごりごりしてーっ! 抜かれる時の、くぱって笠で入り口割り広げられんのんもたまらーんっ! 一緒に乳首つままれたらもう、くにゃくにゃやー!
「気持ちえぇえよぉっ! いっちゃんっ! もっとっもっとしてぇっ! 果てるっまた果てるーっ! ああんっいやんっ!」
 いっちゃんが腰押さえつけてくるっ! 俺上になりたいのにーっ! 好きに動きたいのにーっ! いっちゃんのイケズーッ! それでも無理矢理動いたらっ……ひゅーんっ……って、また、果てた。
 あにゃーん……気持ちいいよー……
 いっちゃんに抱きついたら、抱き締めてくれて、ウレシーっ! そう言えば此処ずっと、誰とも触れ合ったことなかったー。あー……気持ちえー…………うっとりするー。人間の腕、好きーっ!
 はむはむ。いっちゃんの首から肩、かじる。毛の無い肌が歯に気持ちえぇのんっ! ツルッツルっ!
「……まぁ、この時期に見つけたんだからいいがな……ったくもう……お前いないんだもんなぁ……」
 俺の顔両手で押さえて覗き込んでくるいっちゃん。綺麗な顔。そばに来た白いそれにチュッ、てくちびる伸ばして舐めたら、いっちゃんもチュッチュッ、って舐めてくれるん。
 この『チュッ』って音立てて口吸えるんも人間の特権っ! 狐の口じゃ、この空気吸う音出ぇへんのん。なんか気持ちえーことしてるーっ! って気分、めっちゃ出るっ! 口で遊ぶんダーイ好きっ!
「まぁ女使って王たらしこむような時代でも無かったけど……ついでに、唐なんてとっくに滅びて無くなったぞ」
 いやーんっ、そんなんどうだってええから、もっと動いてーぇっ!
 いっちゃんの顔引き寄せて、はふはふ口で遊ぶ。胸擦りつけて、俺の乳首といっちゃんのとこすってびりびり来るんっ! ぁあんっもーっ! たまらーんっ! 挿れっぱなしの腰が疼くーんっ!
「もっとーっ、いっちゃーんっ! 突いて突いてぇっ!」
「相変わらず淫乱で、楽しいよ、お前」


−−−−−−−−−−−
−−鳥羽法王×玉藻−−−−−−−−−
 ほんでもって、ホンマに夜、法王が来たわ。この匂い、間違いない。
 俺、どーしたえーんかなー……外に法王おるみたいやけど、寝ててえーんかな……
 とりあえずじっとしてたら、部屋入って来た。まったく音たてんと戸の開け閉めしよるん。どこの特選兵士やねん。
 日本人のこの『静かさ』って好きやわー。大陸の奴ら、うるさいっ! とにかくうるさいっ! ナニカを『静かにしよう』なんて思てないからがちゃがちゃがちゃがちゃうるさ過ぎやねん。そやからあっちで『音を立てへん』ってのは訓練された『草(隠密)』だけなんやけど、こっちやと普通に誰でも音たてへんのよね。凄いわー……意味わからんほど凄いわー……まぁ、そのせいで俺一人すんごいガサツなんやけど…………ばたばた音立ててまうん。衝立とかもつい倒してしもたり、いっつも俺の房だけ女官がキャーキャー騒いどるん。裾さばき難し過ぎやねんっ!
「玉藻……?」
 法王さんが呼んでるけど……どうしたらええんかな……ころんと上向いたったら、すでに真上まで来てたっ! 音せんかったのにっ!
 灯まったく無いのにっ! なんでまっすぐ俺とこ来れんねんっ! 人間は夜目効かへんのんちゃうんかっ!
 ちゅっ……って、くちびるに…………うわ……なんか、気持ちエー!
 逃げる真似するか、抱きつくかどっちしよか思たけど、いきなり抱きすくめられて何もできんようなった。くちびるっ……塞がれたっままっ、くちびるとろとろになるーっ! なんやその舌っ! なんでそんなぐるぐる動きまわんねんっ!
「うにゅー……」
 もともと抵抗する気ぃ無かったけど、うっとりしてたら躰から力ぬけてもた。これまた凄い早さで服脱がしてくる。どんだけ慣れてんねん。
 襟から入ってきた手が俺の胸触って、びくっ……て退いた。もっかい、そろそろ入ってくる。またびくって退く。思わず笑ってまいそうになったけど、その手ぇ掴んで股間に押しつけたった。
 ガタッ! って、凄い音立ててあっちまで飛んでった法王さん。これはさすがに備前まで聞こえたで。絶対。
 男の方が好き、て、いっちゃんの勘違いちゃうん? 大丈夫かいな。
「……この香は……玉藻……で、あろう?」
「うん……やないわ……はい……」
 なんや、匂いで相手見当つけとんかいな。凄い鼻やなー。しかも昼間あったんかて、距離あったのに。そばにおった中将が言うならまだしも、法王さんまでこれかい。どんな鼻や。
 すさすさ……って衣擦れの音。法王が這いつくばってきた。すっとんきょうな顔しとる。
「男……なのかね?」
「はい」
 ゴクリ……て、喉が凄い大きな音たてよったで。
 さっきまで、なんや冷静やったのに、むんむん熱気出てきた。一気に興奮したみたい。すご……
「……ぁ……」
 なんか言おうとしてぱくぱくしとる法王さん。俺の方からチュッてしたったら、口閉じて、瞬きして……抱きついてきたっ!
 ジュウウウッッ! って音しそうなほど口吸い上げて、そのまま顎から喉へ、鎖骨へくちびる這わせてっ……あぁあんっ! そこっ……えぇぇわぁっ! さっきまでの静かなんなんやったんやってほどっハゲシーッ!
 胸吸われてっ腰の絹が苦しいーんっ! 法王さんの手が俺の股間まさぐって、下帯外して楽にしてくれたっ! タマ指先でつんつんしながら魔羅扱いてくれるんったまらーんっ! これはほんま、男好きやわ。この触り方、他にないわぁっ!
 おへそにぐりぐり舌ねじ込んできたあと、両手で胸きゅっきゅしながら魔羅っ吸い上げたっ! ヒュウンッ! てナニカが突き抜ける感覚っ! 凄いっ、犬が骨しゃぶるみたいにむしゃぶりついてくるぅっ!
 そういやいっちゃんとは何度もしたけど、此処舐めてくれたことは無かったよなー。他の男はあったけど。久しぶりーっ! 気持ちえーっ!
 ずるずる音立てながら、根元から先端までくちびるでしごき上げて、先っぽの穴に舌ねじ込んでくるっ!
「あかんっ! あかんっあかんーっ! そんな舐めたらすぐ果ててまうーっ!」
「果ててご覧、玉藻……っ……そなたのをっ……飲みたいっ! 早くっ!」
「はうーっ!」
 ギュウウウッッ! て、指でしごき上げられて、タマ揉まれて先端吸い上げられたらっ……一瞬、やった。
 法王さんの口ん中に吐き出してもうたぁ……あー……あー…………
「……ぁあ……美味しいよ……玉藻…………甘露のようだ……玉藻……玉藻……」
 呟きながら、法王さんが下に舌伸ばしてくるっ! 俺の腰持ち上げてっお尻っ! 舌でねじねじされたらっ狂ってまいそうっ!
「ぁあんっ! もっとっもっとしてぇっ! そこっエエエェェェッ! ええのんっ! また果ててまうっ果ててまうーっ!」
「何度でも果てて良いよ、玉藻…………凄く綺麗だ…………肌が白く輝いている……………………はぁ……はぁ……はぁ…………たまらない……」
 凄い、法王さんの吐く息が熱いんっ! お尻燃えてまいそうっ!
「あぁああんっ! 一人で果てるんいややぁあっ! 来てぇっ! 法王さんも来てぇっ! 此処に法王さんのんっ挿れてぇっ! 一緒に果てよっ? なっ? ……なっ?」
「なんてはしたない…………自分から求めるなどと……玉藻は、はしたない女子だね……」
 きゅりきゅり乳首揉みながらそんなこと言うーっ! 
「あかんねんあかんねんあかんねんってーっ! 中ーっ! 中に無いといややーっ! 一人で果てるんいややぁっ!」
 中熱いよっ熱いよっ! 舌やなく魔羅が欲しいよーっ!
「あーっ! もう中舐めるんやめてーっ! 気ぃ狂うっ狂ってまうーっ!」
 れろれろ、入り口から中から舐められるっ! 乳首やわやわされながらっ鼻でたまくにくにされながらっ、そこくちびるで吸い上げながら中舐めるんーっ! そんなんないわぁっないわぁっ! 王様にそんなんされるん久々やわぁっ!
 法王さんの頭、もっと押しつけた。法王さんビクッて顔離して俺見上げてくる。
「なんっ? なんなん? 法王さぁんっ! いけずせんとぃてぇっ! 熱いよぉっ! なぁっ早くぅっ! こんなしといてっ離れんといてぇっ!」
 抱き寄せて頭抱え込んだ。
 髪無いつるっつるの頭っ。手触りすべすべで気持ちえーっ!
−−−−−−−−−−−

エロの割合でいったら
いっちゃんも、鳥羽法王も似たような数……なんだけど……

やっぱ時代背景わかりやすいのは、法王の方ですよねぇ……
うーん……

鳥羽法王丸坊主やーっ!

鳥羽法王×玉藻(男)
------------本文見本--
 法王さんの頭、もっと押しつけようとしたら烏帽子っ邪魔っ! 烏帽子叩き落としたら、法王さんビクッて顔離して烏帽子飛んでったとこ見てるん。
「なんっ? なんなん? 法王さぁんっ! いけずせんとぃてぇっ! 熱いよぉっ!」
「え? ……あ……烏帽子が……」
「そんなんどうだってええやんかぁっ! なぁっ早くぅっ! こんなしといてっ離れんといてぇっ!」
 抱き寄せて頭抱え込んだ。
 髪脂ついたつるっつるの頭っ。あーっもーっ! いらいらするーっこの頭ーっ!
「玉藻っ! ナニをっ……」
 爪で髻切って、髪、ばっらばらにしたったっ! 指が頭まで届くんっ! あーっ、髪の毛ぐしゃぐしゃにできるん気持ちえーっ! 油で固まった髪、指先で梳かす。
「早ぉ……きてぇっ……? 法王さぁんっ……たまらんのぉっ!」
 法王さんの髪引っ張ってねだる。この状況でなんが気になっとんのんよぉっ! はよしてぇっ!
「いけない子だ……髻を切るなどと…………お仕置きだよ……」

中略

「お部屋に烏帽子があったのですが……玉藻さま…………まさか、法王様は烏帽子をお外しに?」
「え? ………………あぁっ! うちがたたき落としたん」
「ひぃっ!」
「やって、邪魔やってんもん」
 これ……備前、一瞬失神したで……ばたん、て倒れ掛けて慌てて前のめりになったん。
「玉藻様っ……男性にとって烏帽子とは犢鼻褌以上に大事なものなのですよっ! それをお外しあそばされるなどとっ…………よくも法王様のお怒りの無かったことと……」
「……犢鼻褌より大事なん? じゃあ、犢鼻褌とられても烏帽子つけてんのん? それおかしいやんっ! あはははっ!」
 全裸で烏帽子やてっ! 想像したら笑いがとまらんようなってもたっ!
「笑い事ではありませんわよっ! 本当にっ! 烏帽子を落とされたことで刃傷ざたなどもあるのですよっ! 殿方にとっては命の次に大事なものですわっ」
 髷も外したった……ってのは、黙っとこ…………備前の心臓止まりそうや……


------------見本終わり---------

うっかりしすぎやっ!


さっき、ようやく終盤手前まで書いてて
美福門院とか出してきたところで
ふと

鳥羽法王って烏帽子被って無いやろ?

ってことに唐突に気付いた。

しかし、貴族の女の人なんかは出家しても切り下げ髪ぐらいやから
もしかしたら法王も髪あるかもしれんっ!

とか
慌てて肖像画検索してみたら
当時の法王はやっぱり丸坊主やった。

図説森町史:静岡県 森町
http://www.town.morimachi.shizuoka.jp/sigh/choshi/choshi-11.html
↑鳥羽法王肖像画





丸坊主っ!


烏帽子どころかも無い!



あっちゃーっ!

とりあえず、烏帽子ネタだけ抜いて……とか思ってたら
髷もかいっ!


髷と烏帽子でけっこうなページ食ってたのにっ!

全部削除!

けっこう気に入ってたネタやったのに……

つか、この『お仕置き』ができんようなってもたっ!
他に、なんかあるかなぁ……


でもまぁ
出す前に気付いて良かった……

あー良かった。
出してから気付いたら
ホン、回収したいぐらいやわ。きっと。



そっか……
鳥羽法王は丸坊主なんかー……
(ちょっとショック……)


坊主がエッチしててえーんかとかも思ったけど
法王になって三年後に娘産まれてるから問題無いらしい。
ほんま、日本の仏教って…………






ついでに美福門院さん部分(笑)
−−−−−−−−−−−
美)「主上の寵を競うモノとして、わたくしが気に入らないかしら?」

玉)「別に……いまさら四十路のおばさんに負けへんし。好きも嫌いもないわ」

 前におった雅仁さんが扇の下で噴き出して真っ青になった。

美)「まだ三九でしてよっ!」

 扇が飛んできたっ! 咄嗟に後ろに下がったら、
−−−−−−−−−−−
玉藻ちゃん、したい放題です。



丸坊主かー……

危険な系譜番外編理想の世界3 番外

危険な系譜番外編理想の世界3 番外

本文で、俊樹さんがタヒチに遊びに行ってたときのネタです。


本ではタヒチって書いてたんですが
こっちではインドネシアって書いてたのでタヒチに修正。

もともと、最初は『タヒチにプライベートビーチ』を持ってる俊樹さん
ってネタにしてたんですが
タヒチって外国人に土地を売らない国でした。残念。
(特例はありますが)



ということで、インドネシアに変更してたんですが
本文がページ多すぎて切ったときに
この件に関しての一行の説明を省くために
インドネシアからタヒチに変えてたらしいです。
(そんな細かいこと、入稿したら忘れてる)


なので、この豪勢な別荘は『賃貸』なんですよね。
プライベートビーチには違いないんでしょうけど。
なんかちょっと……雰囲気違いますよね。
レンタルとオーナーは。


景斗君の一人称も実はあるんですが(笑)
そのうち景斗君は本章でも出てきそうだからいいや。

聡夜君の方で、竜二さんがぶつぶつ呟いてた技術は
景斗君発のものだったわけです。

こういう『技術』書いてる時が一番楽しい〜♪
話しにあまり関係ないけど
やたらめったら書いてしまう。
だって私が楽しいんだっ!


【BL】殉教者の誕生日 見本







ショタっぽい。極道、SM、道具、なんでもあり。


ずいぶん前から作ってて
申請した後
『17歳以下のエロ表現は不可』って差し戻しされたのをを
一所懸命修正して申請通った
見本。

本文はまだ。

取り合えず、
『この言い訳』でいいらしいということはわかったので
気分は楽(笑)

無料なので遊んで行ってね〜♪


大画面で見たい人はこちら。

現時点では、小説の最後まで行くと
最初に戻ってくるリンクがありませんので
また↑をクリックしていただくか、
『更新』をして貰えると、最初からお読みになれます。



エロシーンの絵は無いので
あまり気にせず読んでやって下さいませ〜

孤独な作業

444

 もう一度私も寝ようかな……と史留暉が目をつむったとき……史留暉の中で、夕羅が起き上がった。
「あっ……」
「誰かわかるか?」
 一挙動で史留暉の上に上体を起こした夕羅が、右手で史留暉の額を押さえて顔を覗き込んできた。その瞳には睡魔のかけらも見つからない。起きた瞬間、完全に覚醒するのだ。まるで、ただ瞬きしただけだ、というようにすぐに話をしだす。
「誰……とは? ……っ!」
 史留暉の胸を夕羅の指が這い、挿ったままだった夕羅がゆっくりと動き出した。
「俺、は、誰だ?」
 いつものかすれた声。耳の奥がかゆくなるような、ゾクゾクとした音に史留暉は肩を竦める。最奥から沸き上がってくる愉悦が、甘い。胸が溶けてしまいそうだ。
「……あな……た……は………………だいじょ……しょ……」
「丞相だ。皇太子殿下。陛下から丞相の位をたまわった。即位式にご臨席あられただろう? 覚えていらっしゃらないのか? 皇太子殿下、サマ」
「……丞……相…………? っっ……っ!」
 史留暉が声を出すと、夕羅が激しく動き出した。ねっとりと、一晩癒着し続けたそこが肉を揺さぶってうねる。
 咄嗟に、史留暉は口を両手で押さえて快感に仰け反った。チッ……と、顎の下の方で音がしたが、確認はできず、ただ追い上げられる。
-----------
書き出すと孤独な作業になるので、
寂しくなる……(T-T)

ので

444
こういうのを見つけると
ちょっと嬉しくなって報告したくなる(笑)ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ♪

ゾロ目ゾロ目〜♪

ここ二三日、赤狼をざーっと読み返していました。

表紙をどうするべきか……
史留暉さんを描くべきなんだろうか……

今回は、久々にエロ鬼畜な夕羅さんで一杯になる予定。

つか、最初からそのシーンを描くために冴月番外書き始めたのに……
長かったなぁ、ここまで……

オリーブオイルが食べられなくなるー!

2010.04.13 Tuesday 21:18  BL同人誌本文見本
オリーブオイルの高級品。

ノーベル賞受賞ディナーに唯一、
選ばれた
ダウロ オリーブオイル アンポルダ
500ml×12 本




ただいま『危険な系譜』の俊樹さんを苛めておりまして
---------
 咄嗟に股間を両手で押さえたら、オイルでぬめった私の指が中にギュンッと入ってしまった。
「はっ……ぁっ…………」
「今からセックスするのに、オナニーするのが俊樹さんの流儀ですか?」
「はっうっ!」
 抜こうとした指を、昌斗君に上から手の甲ごと押さえ込まれた。
 中っ! 熱いっ!
 指に感じる粘膜の滑りと、粘膜から感じる指の刺激に、頭がおかしくなりそうっ!
「ああ、じっとしていても気持ち良くはないですよね?」
 そう言って、昌斗君が私の手をっ穴に抜き差しするように動かしたっ!
 中っ…………中っ……ぁっ……はっぁっ…………気持ち、イっいぃっ!
「ぁっぁぁぁあああっ! だめっ! イッくっ……イッてしまうっぅっ!」
「大丈夫です、僕が押さえていますから。一本じゃ足りないでしょう? 二本、挿れてみましょうか?」
「やっ……やめっ……はっ……くっ…………っ……ぁっ…っはっ…………」
 私の右手の人指し指と中指を突っ込んでっ来たっぁっ!
 昌斗君の目が、私の最奥だけを見てギラギラしていた。しきりにくちびるを舐めながら、何度も何度も喉を鳴らして、くちびるを歯でしごく。額から頬から汗が溢れて、私にしたたっていた。
 昌斗君の欲情が、そのまま私にまでしみこんでくるようっ!
「三本……行きましょうか」
「やっ……いやぁっ! うぐっ……あっ!」
「大丈夫ですよ、俊樹さんは柔軟性がありますから。足も一八〇度開くでしょう? ほら……オイルを足して上げますから……」
 昌斗君がもっと私に膝を詰めて、自分の膝の上に私の腰を抱え上げた。
 私は壁と昌斗君にはさまれて、腰が真上を向く状態。膝がっ……肩に押しつけられて……昌斗君の顔の前にっお尻っ! 私のお尻がっ! 私が指を突っ込んでいるお尻がっ!
 私が指を挿れているところに、昌斗君がオリーブオイルのボトルを持ってきて、中にっ注ぎ込んだっ!
「体温より高めにあたためてきましたから……冷えることも無いでしょう? 凄く入りますね…………ボトルが空になってしまいました……」
「うっぐっ……うっ……ううっ……ひゃうっ!」
 また、昌斗君が私の指を動かそうとしたとき、咄嗟に躰をねじったら、ピュッ……とオイルが噴き出した。
 それは、昌斗君の顔まで跳ねて……頬に垂れたそれを、昌斗君がぺろりと舐め上げる。
「ホヒブランカのエキストラバージンオイルに俊樹さんの味がします……」
「ひっ……」
「俊樹さんがエキストラバージンではなくて残念ですけど……」
 くすり、と笑う昌斗君。
 私の、お尻の前に、口を、開いた。
「もっと……俊樹さんを、味わいたいです……」
----------------
あいやー……

いつのまにか超変態行為に突入している昌斗君。
----
ホヒブランカのエキストラバージンオイルに俊樹さんの味が します……」
----
この一言のために、最高級オリーブオイルを探してみました。(笑)


実は、私も今、パンにオリーブオイルを塗って食べてます。
こんな良いオイルではないですが。

うっかり、こんな小説を書いてしまったら……
「そっか……これが俊樹さんの味なのか……」
と、感慨深くなってしまうではありませんか。


ああ……
しかし……
この後俊樹さんはどうなるのかなぁ……
(マジで、今ここまで書いただけなので、この先どうオチがつくのかはわかりません)
つか、こんなことになるとは……20秒前には考えてもいませんでしたよ。

すごいなぁ、エロの力って……

私やっぱり
変態書かせたら凄くないです?(自分で言う)

書いてて楽しいエロシーンは、本当に楽しいなぁ♪
体調最悪なのに、なぜこんなにノリノリなんでしょうねっ!


ちょっと前まで、日銀総裁だのなんだの、英雄行為のお土産をあげたいだの言っててこれですよ。
この俊樹さんが財務大臣サマですよ。

昌斗君というのは、俊樹さんの秘書の一人です。
げっこくじょう! 下克上!

秘書に目茶苦茶にされる美人大臣っ!
そそるっ!
ゴハン三倍軽くいけそうっ!



さー……
この後、まだまだクライマックスが遠いので、がんがんやって行きましょう!

おーっ!
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    サウンドノベル作成途中

    2010.03.29 Monday 14:31  BL同人誌本文見本

    今作ってるサウンドノベル、チラ見(笑)

    ■スタート
    僕は
    1、小学6年生
    2、高校生

    2 選択

    ここで僕が待っているのは?
    1、年上のお兄ちゃん
    2、後輩(菅野騎生−かんのきお)

    2、選択

    その後。

    『#P# 』は改ページの記号です。
    他の改行とかはこのまま。

    サウンドノベル内容見本
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    騎生「先輩のキスがほしいです」

    すっごいまじめな顔で言うから、
    リアクションができなくて
    目の前ではらはらと手を振られた。

    「きっ……キスなんていつもしてるじゃないっ!」

    思い出して躰中が熱くなったっ!
    #P#
    騎生くん、凄くキスが巧いから……
    ちょっとでも触られたら、もう僕
    くにゃくにゃになっちゃうんだ……


    騎生「理性のある先輩からキスしてもらったのは
    最初のときだけです」
    #P#
    理性のある僕……
    #P#
    言われて、カーッ、と頭が沸騰しそうになった。
    #P#
    エッチしてる最中、どんな顔してるかなんて知らないしっ!
    気がついたら彼に抱きついてずっとキスしてたり……
    してる……してた……
    多分、一杯してる……よ?
    #P#
    騎生「理性のある先輩に、大人のキスしてほしいです」
    #P#
    「大人の……キス……?」

    こっくり。
    騎生くんが頷く。


    騎生「とりあえず、俺のウチ、来ます?」

    にこっ、と笑って自分の後ろを指さす騎生くん。
    彼の家が独り暮らしだから
    いつも彼の部屋に行くけど……
    なんか……

    蟻地獄に誘われているような気がするのは
    今日だけかな……
    #P#
    彼の家の、玄関入ったところで
    ドアを閉めるのと同時に抱きしめられて、
    キス、される。

    上から押さえ込まれるように抱きしめられて
    僕、逃げないのに、すがりついてくる、騎生くん。

    「いつも、キスするとき、泣きそうな顔、するよね?
     どうして?」

    騎生「……そう、ですか?」
    #P#
    「うん。僕、逃げないのに、凄く捕まえてくるし……
     身動きとれなくて、たまに苦しいときあるよ」

    騎生「すいませんっ! 
    それは、全然気づきませんでしたっ!
    俺、先輩より力あるからっ!」

    「そこじゃないだろ」

    えへへ、って笑う騎生くん。
    僕を景色みたいに微笑んで眺めて……涙が一筋。
    #P#
    騎生「先輩が……こうして俺の前にいてくれるのが
    嬉しくて……
    何度見ても、夢じゃないかと思って……

    消えてしまいそうで……
    どっかいってほしくなくて……

    つい、強く捕まえちゃうんです……

    すいません……」
    #P#
    妙にしおらしい騎生くん。
    なんか、文句言った僕の方が悪い感じ?

    騎生「先輩を、箱に入れて
    俺のポケットに入れちゃいたい……」

    「それは……僕がそんなに小さいってことかな」

    くすっ、と、騎生くんが笑った。

    笑うとこじゃないよ。
    と思ったのに

    泣きながら笑うから……
    #P#
    騎生「先輩がいてくれる今が、
    凄く幸せです……」
    #P#
    「凄く……幸せ……」
    #P#
    そっ……

    抱きしめてくる。


    優しい、手。
    #P#
    傍にあった騎生君のくちびるに、
    キス。
    #P#
    もっとして、
    という感じで
    顎をちょっと上げたから、
    もう一度、キス。

    にこーっ!
    と、騎生君が笑った。
    #P#
    騎生「先輩がキスしてくれたーっ!」

    にっこにこして、万歳する騎生君。

    「今までもしたことあったよーっ」

    騎生「無いです!」

    「あったって」

    騎生「一度も無いです!」

    ぶんぶんクビを横に振る。

    そうかなー……だって、キス自体は
    一杯してるのに……
    #P#
    騎生「俺ね、先輩に告白するつもりなんて
    これっぽっちもなかったんです」

    えっ!
    #P#
    騎生「凄く先輩好きだったんですけど
    一目惚れだったんですけど

    だって、ホモでしょ、これ。
    おかしいでしょ?
    たしかに今まで女の子好きになったこと無かったけど
    先輩よりかわいいコもいたのに
    全然なんとも思わなかった。

    けど」
    #P#
    騎生「先輩がそうだなんて思えなかった」
    #P#
    騎生「女の子から一杯ラブレターもらってたし。

    好きです、
    なんて言ったら
    先輩後輩の関係までなくなるかと思って
    怖くて言えませんでした」

    「告白より先に凄いことしたんじゃない」
    #P#
    そうだよ!
    あの時、僕キミから好きだなんて言われて無かった!
    した後告白してきたくせに!

    騎生「先輩の寝顔がかわいすぎて
    我慢できませんでした。
    起きる前にやめようと思ってたんですよ!
    でもっ!

    『やめないでイかせてーっ!』

    なんて頭、股間に頭押さえつけられたら
    やめられませんって!」
    #P#
    握り拳で力説してきた。

    「なっ……キミっ! 
     僕が目覚めなかったら、またするつもりだったのっ!」
    #P#
    騎生くんは、瞳を丸くして
    にこっ、と笑った。

    騎生「でも、先輩に俺の心、通じましたからっ!」
    #P#
    うっわっ! このこ、ムカツクっ! ムカツク!
    こんな笑顔にドキドキしてる僕にもムカツク!
    なんでそんな綺麗なんだよーっ!

    騎生「ね? 先輩」

    そっぽ向いた僕の前に回り込んで
    僕の瞳を見上げてくる。
    #P#
    騎生「先輩から俺に、キス、してください」

    「さっきしただろっ!」

    騎生「あんなの、子供のキスです。
    大人のキス、ください」

    大人のキス……って……
    #P#
    騎生「いつも俺ばっかり先輩求めてます……

    先輩に、俺を、
    求めてほしい……ん、です……」

    言いながら、キス、してくる、騎生くん。
    #P#
    それが気持ち良くて、ふらふらになっちゃう。

    騎生「最初があんなだった……から……
    先輩、俺に無理してるんじゃないか……って
    心配に、なるときが、あって……」
    #P#
    騎生「怖い……」
    #P#
    騎生くんが、僕にキスしながら、
    僕の瞳を見つめて、
    はらはらと泣き続ける。

    怖い?
    キミが怖い?

    いつでも自信満々に僕につきまとってたキミが?

    怖い?
    #P#
    「僕がキミにキスしないのはっ!
     いつでも先にキミがしてくるからだよっ!
     今だってっ、してほしいって言いながら、
     キミからキスしてるしっ!」
    #P#
    騎生くんの涙が、止まった。
    瞳を見開いてる。

    左下見て、左上見て……僕を、見た。

    そのまっすぐな目に、ドキッ、とする。
    #P#
    騎生「ホントだ」
    #P#
    「なっ……キミッ! ホントだっ……って!
     今まで気付かなかったのっ?」

    騎生「ゼンゼン」

    ぱちくり、とまばたきして僕を見てる、騎生くん。
    この子はほんとにーっ!
    #P#
    騎生「怒らないでよっ先輩!
    ……だっ……だってっ!
    先輩が傍にいてくれたら、触りたいしキスしたいしっ!
    ……したいしっ!」

    大声で言わなくていいよ……
    #P#
    騎生「……ああ……そっか……
    この家入ったら、ドアの内側で俺が先輩抱きしめて
    抱き潰してキスして、脱ぎながらキスしながら
    ベッド行って、キスしたまま挿れちゃうから……」

    大声で言わなくていいって……

    騎生「先輩っ!」

    肩を強く掴まれた。
    #P#
    騎生「もしかして、俺がちょっと待ってたら
    先輩からキスしてもらえた、ってことですか?」
    #P#
    魂が抜けそうになった。
    #P#
    ちゅっ、てキスされて、気がつく。

    騎生「ああっ! また俺からキスしてるしっ!」

    「キミ……それ、スなの?」

    騎生「めいっぱい、スっす!
    あーっ、先輩かわいーっ!
    そのきょとんとした顔がたまんないっ!」

    またキス。
    頭抱え込まれて、舌がっ!
    もう完勃ちしてる彼のが内股に擦りつけられる。
    #P#
    シャツの上から胸触られたら、乳首がプツッてなって
    彼の指にごりごり揺らされたら、腰がっ……熱いっ!

    騎生「あーっ、もうっ先輩かわいーっ!
    乳首もかわいいっ! あぁっダメっ、もうだめっ!」

    「やっ……やだっ騎生くんっ! こんなところでっ!」

    騎生君のこのマンション。
    真ん中の部屋は防音されてるけど、
    ここ、ドアだよ。
    鉄のドア一枚。
    ここは防音されてないんじゃないの?
    #P#
    騎生君が、シャツをめくり上げて乳首っ!
    吸い上げてっ、来たっぁっ!

    ゾクゾクして、思わず声が出ちゃうっ!
    −−選択肢−−−−−−
    1、とっさに口を両手で押さえた。

    2、「やっ……あっ! 騎生くっ……んんんっ!」
    −−−−−−−−−−−
    さぁあなたはどっち!



    まぁ
    相変わらず私テイストの話ですよ。全部。(当たり前)
    ラブラブエンドは超ラブラブだけど
    バッドエンディングは、超バッド。
    うちの本で言えば発狂レベルのもありです。
    (残酷描写は全部省いてます)

    全体的には、凌辱系テキストが多いかなー……という印象。
    思わず竜二さんも出しちゃったし……(笑)

    竜二さんって、ホントウ……
    使い勝手のよい人だ……


    初のサウンドノベルを作るに当たって
    最初に確認したのは
    無料で使える素材にどんなキャラがいるのか、ってこと。

    有料で使える素材があるのは、プロットを立てた後で知りました。
    実は四日ぐらい前(笑)


    この二人の男の子しか、美少年がいなかったために
    とにかく、この二人しか使わずに作れる話を、とプロット立てました。
    背の高いこの方、私服が『お兄ちゃん』、制服が『後輩』で使ってますけど(笑)




    ふっ……

    スーパーの原稿しろよ私……

    『後輩』でこれです。
    『年上のお兄ちゃん』で、実際には全体の9割。
    エンディング数は現時点で30コ越え。

    一本一本の話は短いですが
    全テキスト量は、けっこうなもので……

    エンディングがたくさんあるってことは
    『たくさん話を作ってる』ので

    200ページの小説を一本上げるより疲れました。

    200ページの小説一本より
    10ページの話し20本の方がしんどい……
    (あたりまえ)


    最初はこんなつもりじゃなかったんですよ。
    たんに分岐が多いだけで、エンディングは四つか五つの予定だったんですけど。
    一回分岐したら、元に戻らなくなっちゃって(笑)

    普通は話し書くとき
    エンディングに向かって行く
    わけじゃないですか。
    だから、途中の選択肢は、エンディングに向かうように選択させるわけで。

    それを、エンディングを決めずに選択肢作って行ったら
    そのままエンディングがいっっっっぱいっ
    ……になってしまった……


    これはこっちに続いて、これはこっから続いてて、
    えっと……この空のチャプターはどこに行くの?

    システムにチャプター(ページ)数は100個用意されてるんですが
    (単純な話し、分岐を99個作れる)
    多分、100個全部使う人のことは考えられてないのか
    チャプター一覧が、作成時間順でならんでるんですよ。
    (並び替えはできない)

    100のファイルが日付順でずらー……って一覧。


    (↓これは『紙』、私のファイル管理での一覧)
    エディタで小説書いて、IE(FireFoxでは使いにくい)で
    サウンドノベルのシステムを開いてコピペ。

    紙 サウンドノベルファイル一覧
    数字がついているのは『エンディング ナンバー』です。
    この数だけエンディングがあります。はい。

    しかもこれのファイルは、こちらのパソコン内で色をつけているだけで
    IE上では色ついてません。

    こっちのファイルでは50音順に並んでるので
    まだ探しやすいです。
    ↑は『作成時間順』にならんだらこんなに使いにくいよ
    という、見本(笑)


    このファイの一つ一つが『チャプター』という1単元。
    この日記に書いてる、小説全部で『1チャプター』です。
    全部が全部、この量書いてる訳ではないですが。


    こんなの一覧でずらーっと出られたって、
    目的のチャプターを探すのが大変。

    ↓IEでの実寸大。
    サウンドノベル作成説明
    下線ついてるのをクリックすると、そのチャプターに移動できます。

    『□小学6年生』というのはエンディングです。

    選択肢(異動先)があるかないかでしか、『未処理』チャプターを見分けられないのに
    エンディングは移動先が表示されないため
    チャプター名に『□』をつけて、処理済み扱いとしてみました。

    とりあえず、この画面でズルーーーー……と、100個分スクロールして
    ファイルを探すわけです……(遠い目)

    ぼけーっとプロット作ったら、チャプター数が100越えてたので
    (チャプター数に限度があると確認せずに話を作ったため)
    話を削り、先にチャプターを作って文章を入れていきました。
    なので、この画面をぐりぐり……しまくりましたよ。


    (分岐先も一覧されているので、分岐が無い(未処理)ファイルを探すのが簡単なのが救い)

    最初からナンバーを振って管理するべきだったんでしょうけど
    ナンバーふったって、
    ナンバー順に並んでくれないから、結局、全部探すハメに……

    実際の作成画面はこんな感じ。




    サウンドノベル作成説明3

    チャプターの移動は、この『分岐設定』から行くことが多いので
    というか、そうしないと移動しにくいので
    (ただ、前には戻れないので、そのときは全チャプター一覧から探す必要がある)
    あまり全チャプターは見ませんが

    パソコンをシャットダウンした後は、全チャプターから
    探す必要があるので
    出だしが面倒……(笑)


    二週間ほど放置してました。
    (単に25個のエンディングを作って、頭が極度に疲労して
     話が考えられなくなっただけだとは思います。
     あの時、本当に疲れました……)

    5日ぐらい前に
    始めたんだから完成させないと……と
    もっかいシステムに戻ってきました。


    なので、分岐を作ったエディター、Frieve Editorでの
    色分けが目次替わり。

    薄い黄色 分岐(チャプター名)
    緑     バッドエンド
    ピンク   ハッピーエンド


    サウンドノベル作成説明

    (↑使わなかった部分の分岐)


    今回の分岐小説の全体図。↓
    ↑の『隠れる』とか『息子をたらし込む』ってのが1カードで
    ↓の点一つが1カードです。
    Frieve Editor全体図
    ↑水色と緑の部分が作成終了。
    グレーの部分は未作成と作成放棄。
    (右上のグレーの部分は、実はシャワーシーン♪
     チャプター数が間に合わなかったので
     用意していたお風呂エッチのシーンを今回は見合わせました)

    あとは、後輩部分を上げれば
    文章はおわり♪


    なんかもう……
    ずっとパズルしてるかんじ。

    とてもじゃないですが
    Frieve Editor無かったら、こんな分岐小説
    管理しきれません。

    でも、これ以上のシステムを組むのは大変だろうな、と思うので
    こちらで四苦八苦するしか無いわけです。

    つか、こんなことがブラウザ上でできるってのが最大の利点!





    キャラ登場とかはこんなの。
    サウンドノベル作成4
    感覚的に操作できるので、凄く簡単!

    すごいなー、これ。

    ヘルプなんかみなくても、直感的に操作できるんですよ。
    その代わり、『セーブ』というのは無いので
    一体『適用』したら元には戻せません。
    というか『適用』ってのがセーブです。


    最近、ブラウザツールの進化が凄くて、目を見張りますね。
    (たまに動作が遅いときがありますが)



    とにかく、

    やっと、『お兄ちゃん』の文章付けが終わって、
    後は後輩だけ。

    やっと終わりが見えてきて、ホッとしました。


    サウンドノベル、
    作るのも面白い♪(面倒だけど)


    『危険な系譜(1)』も
    分岐は無いけど、
    一応サウンドノベルにして(キャラとか画像ナシ)
    作ってみました。

    データ頒布でよいかたはこちらを見ていただけたら、と思います。
    (サウンドノベル用に改行入れるのがちょっと大変でした)
    申請に通ったら、またサイトで告知させていただきます。




    昨日まで、
    キャラ画像の『反転』ってのを知らなかったので……
    ちょっと呆然とした昨日の深夜。

    これが終わったら、スーパーの原稿始めます。


    うーん。
    やっぱり、経過報告してるほうが、
    ガンガン作業がはかどりますね!

    さー、がんばろっ♪
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      ..
      ↓3D関係は↓
      ↓こちらに引っ越しました。↓

      3DCG制作作業日記
      -天川和香-WakaAmakawa

      今後、こちらに3D関係の記事は上がりません。

      今後、3Dの記事はこちらから削除していきます。

      ●小説のプロットに何のソフトを使うか。

      ●小説を書くために



      昨日よりちょっとラッキーな今日♪
      English Version
      Automatic translation.

      アマゾンタイムセール

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